子どもに惣菜を食べさせる時に気をつけたい3つのポイント

仕事で忙しいとき、幼稚園や保育園、学校の用事で時間がないとき、スーパーなどの惣菜を買うことはありませんか?

いつも慌ただしいママにとって手軽に1品を追加できる惣菜は強い味方ですよね。

でもまだ小さい子どもに食べさせる時には、そのまま与えてもいいのかな‥と不安になることがあります。

そこで今回は、うまく市販の惣菜を利用するときのポイントを3つご紹介します。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

 


1.濃い味付けをうすめる

一般的に、惣菜は保存性を高めるため、また誰にとっても美味しく、冷めても美味しく感じられるように味付けが濃いめになっています。

そのまま食べると、子どもはもちろん、大人にとっても塩分の取りすぎになってしまうことも。

そこでおすすめしたいのが、買ってきた惣菜にお水やお湯をかける「塩抜き」と、豆腐や野菜などで塩分の濃度を薄める「和え衣」です。

まず、「塩抜き」ですが、惣菜にお湯などをかけることで味付けを弱めることができます。惣菜にお水をかけるの??と、この方法に少し抵抗がある場合は、キッチンペーパーでドレッシングやたれなどを拭き取るだけでも効果的です。

薄味になったらそのまま食べてもいいですし、物足りないようなら、自分好みに少し味を加えて調節することができます。

 

次に、「和え衣」という方法。

 

これは、例えば、
✔︎豆腐をつぶして惣菜と和える
✔︎大根おろし(辛味が気になるなら電子レンジでチンして)を惣菜と和える
✔︎きゅうりやキャベツなどの野菜を好きな形にカットして惣菜と和える

といった方法です。

これにより、塩分が薄まるとともに、かさと食品数が増えるので、おトク&栄養バランスも整います。

どちらも一から作るより簡単にできる方法なので、時間がない中ではとても便利です。


 

 

2.油が多いのを取り除く

油が多い料理の代表的なものとしての揚げ物。

時間がない平日の夜に揚げ物を作ることはなかなかできませんよね。

揚げ物が食べたいと思った時、自分で作るよりも、手っ取り早く惣菜を買う方が断然手軽です。

ただし、どんな種類の油を使った惣菜であるかはわかりません。またどれだけ油が惣菜に残っているか、作ってからどれだけ時間が経っているかなどを把握することは困難です。

たとえ質の良い油であっても、多く取りすぎると、肥満をはじめ様々な病気にかかるリスクが高まってしまいます。

なので、惣菜の揚げ物を食べる時には、できるだけ外側の衣を取り除いて食べるようにしましょう。

揚げ物として目に見える油も、食品の中に入っていて目に見えない油も、すべて脂質。

脂質は3大栄養素の一つとして必要なものですが、1日の食事の総エネルギーのうち20〜30%の範囲で取ることが適正と定められているので、余分な脂質は取らないことが大切です。


 

3.栄養バランスと食べる量に気をつける

3つ目のポイントは、惣菜を献立に加える時の栄養バランスと食べる量です。

ついつい手軽な惣菜を利用したくなりますが、時間がない中でも次のようなポイントを心がけるだけで、献立としてのバランスは整います。

 

✔︎主菜と副菜のどちらかを惣菜にする
✔︎調理しにくい食材は惣菜にする
✔︎惣菜を利用するのは、1週間のうち2日あるいは3日までにする
✔︎前回はスーパーで買ったので、今日は自然派食品店のものを買う

 

あまり神経質になりすぎると、食事を用意する立場としてしんどくなるので、自分なりに惣菜を使う場合の基準を持っておくと、気持ちとしてもラクになります。


 

いかがでしたでしょうか。
今回は小さい子どもに惣菜を食べさせる時に気をつけるポイントをご紹介しました。これで惣菜を利用する不安が少し解消されたのではないでしょうか。

手作りと市販の惣菜をうまく組み合わせて、楽しい美味しい食卓を作っていきましょう。

 

ちょっと相談してみたい方は
\こちらからどうぞ/

 

 

ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。