赤ちゃんにとって、うんちは健康のバロメーター。
それだけに、どんな状態のうんちが、どんな頻度で出ているか、出産直後から気になるものですよね。
「離乳食を始めたら便秘がちになった」
「離乳食中期までは比較的快調だったのに、後期になったらうんちが出にくくなった」
など、赤ちゃんの成長や体調を見守る上でうんちの悩みもたくさん出てくると思います。
この記事では、
✔︎離乳食を始めたら便秘がちになった
✔︎排便時に痛がって泣き叫んでいる
✔︎便秘解消に効果的な方法を知りたい
といった方に向けて、赤ちゃんの便秘の原因とその解消法について紹介しています。
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1.離乳食のたんぱく質で便秘になる原因
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
はじめは母乳やミルクで大きくなっていく赤ちゃん。
それが離乳食を始めると、体に取り入れる水分量が減り、かつ栄養素は小腸で吸収されるため、食べたものの残りかすである便が作られにくくなるのはよくあること。
また、腸の機能が未熟なため、腸自体も消化の練習中になります。
急に取り込まれた離乳食をスムーズに消化しきれないことはあるわけですね。
なので、お腹を食べ物に慣らすことも離乳食の大切な役割の一つ。
この前提を知っておくと、便秘かな??と思っても落ち着いて対応できるのではないでしょうか。
一般的に便秘が疑われる症状として、
✔︎排便が1週間に2回よりも少ない
✔︎下腹部(左)がいつもより張っている
✔︎うんちが少量・硬い
✔︎母乳やミルクを飲む量が減っている ・泣くことが多い
✔︎おならが普段と比べて臭い
などが考えられます(参考資料3より引用)。
大人でもそうですが、排便のペースは人それぞれ。
なので、3日間お通じがなかくても元気いっぱい、よく体を動かしているのにお通じがない、など便秘の原因には個人差があることがわかると思います。
この便秘症状の基準を一つの参考にしながら、我が子の場合をよく観察してみてください。
2.赤ちゃんの機嫌を観察する
我が家の場合、長男が離乳食後期になった時に便秘と思われてる症状が出てしまいました。それまでは少し波があってもうんちは出ていたんですが、後期になったある日、うんちするときに痛くて大泣き‥という状況に。
排便がない日が3日くらい続いてる時でした。
長男の場合、出生時から1歳半頃まで、飲んだミルクの量や食べたものについて育児日記をつけていたんですが、記録をつけていると不調になった原因はおそらくコレかな‥と推測することができます。
また日記と合わせて、普段とどう様子が違うのか、機嫌はどうか、などを注意して観察すると、どこが痛いか、しんどそうか、ということがわかってきます。
育児日記まではいかなくても、子どもの様子を少しメモしておけば、原因が複数あってもそれらを検討することができるので助かることも。
そして、嘔吐や発熱、グッタリするなど明らかに普段とは違っておかしいという場合は、すぐに小児科を受診する必要がありますよね。
状況は人それぞれなので、じっくり赤ちゃんの様子を見てあげてください。
我が家では、初めて長男が便秘になった時に小児科を受診していますが、その時に先生から教わった解消法のうち、試してみて効果があったものを順に紹介します。
3.便秘解消のために行ったこと
3-1.水分補給をする
離乳食の有無に関わらず、水分が足りているかどうか、という視点が重要になってきます。そもそも十分な水分が摂れているかどうか、ということですね。
その上で、離乳食を始めたら、さらに摂取する水分が不足する可能性があるので、1日を通し意識してお白湯などを飲ませる、という心がけが必要になってきます。
なかなか排便がない、排便の時に痛いという状況では、便自体はコロコロの状態になることが多いので、柔らかくするためにも積極的に飲ませたいところ。
私は母乳とミルクの混合で育てていましたが、ミルクの哺乳瓶とは別に、お白湯専用の哺乳瓶を用意していました。
ミルクの残りかすが極力つかないようにしておくと、洗う時の手間が省ける上、衛生的にも管理が楽になります。
3-2.食物繊維をとる
解消法の2つめは、食物繊維が多い食材を摂ること。
お腹の調子を整えて、便のかさを増やしてくれる働きがあります。
食物繊維を多く含む食材には色々あり、赤ちゃんが食べられるものは離乳食の時期によって変わってきますが、調理が簡単、かつ赤ちゃんが好きな食材にするのも、進んで食べてもらうためのコツです。
我が家では、
✔︎りんご
✔︎蒸し大豆
✔︎納豆
✔︎さつまいも
をよく利用していました。
その時期に赤ちゃんが食べられる形状の離乳食にして、いつもより1日の摂取量を増やすイメージで食べらればいいですね。
3-3.手足の運動
解消法の3つめは、手足の運動を行うこと。
腸の動きを促すため、仰向けに寝かせて手足を上げたり回したり、という運動です。
ママやパパとのスキンシップの一環として、1日数回おもちゃも使いながらやってみると、楽しく遊べて一石二鳥です。
3-4.お腹をさする
解消法の4つめは、お腹を右から左へ時計回りにさする、なでる、という方法です。
これも手足の運動と同じく腸の動きを促すためで、強すぎることなく、1日数回やさしくなでてあげてみてくださいね。
このほか、かかりつけ医にアドバイスされた便秘解消法としては、
・腸内環境を改善してくれる乳酸菌をとる
・便の通りをよくしてくれる油脂類をとる
・便を柔らかくしてくれる砂糖水を飲む
・体全体をよく動かして運動量を増やす
・食事や運動、睡眠の生活サイクルにリズムを作る
などです。
どの方法が効果的かは、人により、また症状の程度によっても変わるので、できることをまず一つ試してみるといいと思います。
どの方法を試しても全く改善しない!というような重度の場合には、便秘解消のお薬もあるので、かかりつけ医の先生と相談しながら進めてくださいね。
今回は、離乳食と便秘の関係について、「離乳食を始めたら便秘がちになった」「後期になったらうんちが出にくくなった」「排便時に痛がって泣き叫ぶ」と悩んでいる方に向けて、赤ちゃんの便秘の原因とその解消法について書いてみました。
人によって排便のリズムや便秘の原因は変わるもの。
これをすれば絶対になおる!とは言えないので、始めは手探りになるかもしれませんが、いくつか解消法を試す中で合う方法を見つけられるといいですね。
少しでも早く赤ちゃんの便秘がなおりますように。
離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎますよね。
こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。
(参考資料)
1.日本小児栄養消化器肝臓学会「こどもの便秘」
2.日本小児外科学会「便秘」
3.マイナビウーマン子育て「【医師監修】赤ちゃんの便秘、原因と解消法は?」
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