栄養も使い勝手も満点!離乳食のレパートリーを広げる高野豆腐の使い方

離乳食での高野豆腐、なんだか使い方が難しそう〜だと感じていませんか?

大人のメニューでも高野豆腐のレシピでよく見るのは、煮物や卵とじといった限られたものという印象が強いと、そのほかの使い方は想像しにくいですよね。

この記事では、
✔︎離乳食でどうやって高野豆腐を使っていいかわからない
✔︎離乳食での高野豆腐の使用量を知りたい
✔︎離乳食での高野豆腐のレパートリーを広げたい

といった方に向けて、離乳食の時期別に高野豆腐の使用量を確認するとともに、高野豆腐レシピのレパートリーの広げ方について紹介しています。



1.高野豆腐に含まれる栄養素は?

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

「畑の肉」と呼ばれる栄養満点の大豆
そして大豆の栄養が圧縮される製法で作られる木綿豆腐からできるのが高野豆腐です。
なので、高野豆腐は大豆の嬉しい効能がいっぱい詰まっているわけなんですね。

その栄養素をざっと挙げてみると、
✔︎たんぱく質(アミノ酸)
✔︎カルシウムなどのミネラル
✔︎ビタミン類
✔︎食物繊維
✔︎不飽和脂肪酸
✔︎大豆サポニン
✔︎大豆イソフラボン
✔︎レシチン
など

私たちの体の細胞そのものを作ったり、食べたものの消化吸収や代謝をうまくまわしてくれたり、また、体の中が酸化して病気になるのを予防してくれたり。
さらに、動脈硬化などの原因になる血中コレステロールを減らす効果や骨粗しょう症の予防、脳の認知機能の維持など、実に様々な働きをしてくれています。

大人の食生活に積極的に取り入れていきたい食品ですが、普段、高野豆腐をあまり料理に使うことがないと、離乳食にどんなふうに取り入れればいいか悩むところですよね。

でも心配はいりません。
次に、全く難しくない使い方を見ていきましょう。


2.目で見て確認!高野豆腐はどれくらい使う?

離乳食の高野豆腐は、いつから、どれくらいの量を使っていいのか、なかなかわかりにくいですよね。
時期別に使用する高野豆腐の量を写真で表してみましたので、目で見てイメージをつかんでもらえたら嬉しいです。

2-1.離乳食中期


(高野豆腐5g)

生後5〜6ヶ月頃から離乳食を始め、ゴックンと飲み込むのがだんだん上手になってくるのが中期。食べられる食材もぐっと増えるようになります。

中期に高野豆腐を使う時は、そのまますりおろして使うと便利ですね。
目安としては5g程度です。

すりおろしたとしても、おかゆや野菜スープなどに入れると、食感としてはモタッとした感じになるので、初めてトライする時はぱらっと少量を使うのが安心

中期はモグモグ期になるので、モタッとした食感に慣れてきたら、10分程度水に浸けて戻した高野豆腐を細かいみじん切りにして練習していけるといいですね。

2-2.離乳食後期


(高野豆腐10g)

後期はだんだんとカミカミができるようになってくる時期。
1食あたりのたんぱく質として高野豆腐を使うなら10g程度が目安となります。

だいぶ赤ちゃんの口の動きは変わってきますが、個人の発達の状況に合わせて5mm角前後のもので練習できれば十分ですね。

スポンジ状とはいえ、高野豆腐は大人でも噛み砕くのに時間がかかるので、無理をせずに進めましょう。

2-3.離乳食完了期


(高野豆腐15g)

いよいよ離乳食の仕上げ、完了期です。
1食あたりのたんぱく質として高野豆腐を使うなら15g程度、1cm角程度のものでも食べられるようになる時期ですね。

しっかりパクパクできるようになって、だいぶ大人の食事に近づいた実感があるのではないでしょうか。



3.レパートリーを広げる高野豆腐の使い方

高野豆腐は使い方が難しいというイメージがあるかもしれませんが、理解してみるとそれほどでもありません。
固いまますりおろしたり、戻してカットしたり、大抵のレシピに使うことができる心強い食材です。

3-1.離乳食中期

中期の取り入れ方のコツとしては、すりおろして粉末にして使うのが便利です。
戻す時間も必要ないので、常備しておけば、固いままパラパラと毎日のメニューに加えられるのが嬉しいですね。

少しとろみがついたような状態になって食べやすいほか、手軽に豊富な栄養素が摂れるのでぜひ定期的に使っていきましょう。

3-2.離乳食後期〜完了期

離乳食後期の特徴としては、“手づかみ食べ”が始まること。
自分で食べ物を持って、かみ方や口に入れる量を学習するので、手に持ちやすいメニューも取り入れていきたいところですよね。

さらに、離乳食の回数が1日3回になるとともに、調理法の幅がぐっと増えるので、毎日の献立をどうしようかと悩みが増える時期でもあります。

でも、後期から完了期に進む時期は大人の食事により近づくので、取り分けがしやすくなるのもポイント。
離乳食を大人とは別メニューで考えるとそれだけで疲れてしまうので、大人メニューをベースに考えていきましょう

大人メニューで味付けをする前に、離乳食用の食材を数回分取り分けて冷蔵&冷凍しておくと、使う直前に薄ーく味付けするだけですぐに食べられます。

高野豆腐はすりおろしたり、戻してカットできるので、レパートリーは自在なんですよね。

例えば、すりおろして
✔︎スープ
✔︎オムレツ
✔︎野菜のあんかけ
✔︎ミートソース
✔︎パンケーキ
✔︎蒸しパン
✔︎おやき
✔︎ハンバーグ
✔︎お好み焼き
などに

時期に応じた大きさにカットして
✔︎煮物
✔︎親子丼
✔︎リゾット
✔︎チャーハン
✔︎炒め物・ソテー
✔︎うどん
✔︎カレー
✔︎グラタン
などに

と、いつものメニューにさらっと加えられます。
水で戻すタイプの高野豆腐でも10分程度で使えるようになるので、忙しい平日の夜でもぜひ気軽に使ってみてください。



今回は、離乳食での高野豆腐の使い方が難しそうだと感じている方に向けて、「離乳食でどうやって高野豆腐を使っていいかわからない」「高野豆腐の使用量を知りたい」「高野豆腐のレパートリーを広げたい」といった方に向けて、離乳食の時期別に高野豆腐の使用量を確認するとともに、高野豆腐レシピのレパートリーの広げ方について書いてみました。

これで、高野豆腐は意外に簡単に使えるということがわかったのではないでしょうか。
これまであんまり高野豆腐に馴染みがなかったママでも、離乳食作りをきっかけに、子どもはもちろん、大人にとってもたくさんの嬉しい効能がある高野豆腐を身近に使えるようになることを願っています。


(参考文献)
小学館HugKum「離乳食」
和光堂わこちゃんカフェ「離乳期情報」
『最新版 知っておきたい栄養学』白鳥早奈英(学研プラス)
『子どもに効く栄養学』中村丁次/牧野直子監修(日本文芸社)

ABOUTこの記事をかいた人

栄養コンサルタント/ライター。 育児復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、複数の食資格を取得し2019年から異分野でフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。