もう悩まない。離乳食のたんぱく質1日量を10秒で理解しよう

離乳食初期。
お粥と野菜に慣れてきたら、次はたんぱく質にトライする時期を迎えます。

でも、たんぱく質と一口にいってもその種類は膨大なもの。

この記事では、
✔︎一体、何から始めて、どれくらいあげればいいのかわからない
✔︎何gがどれくらいの量がわからない

といった悩みを持つ方に向けて、1日に摂っていいたんぱく質の量を月齢別に写真で把握しながら、摂り方のポイントについて解説しています。

 

 

1.たんぱく質1日量のルール

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

大手サイトを見ると、食材を列挙しながら何gという数量を書いてるところは多いと思います。

私自身、離乳食を作っていた当時、グラムの量をすぐには理解できず、自分が作っている量が正しいのかどうか、とても不安を感じていました。

料理を仕事にされている方や料理好きな方などであれば、抵抗なくグラムを認識できるかと思いますが、それまであまり料理に興味がなかった方、離乳食作りに直面して初めてグラムと向き合うことになった方など、料理から縁遠かった場合には急に把握することは難しいと思います。

この記事では、代表的なたんぱく質を取り上げ、離乳食初期から完了期までの1日に摂っていい量を写真で示しています。

食材を使うときのルールですが、

✔︎1食に1種類使うなら写真から1つピックアップ
✔︎1食に2種類使うなら写真から2つピックアップして、それぞれ半量に

という考え方になります。

赤ちゃんの内臓はまだまだ未熟であるため、たんぱく質を消化吸収できる能力も発達途中。
なので、早く体を大きく強くしたいと思って、定められている基準値を超えて与えてしまうと負担がかかることになりますので、十分に注意してくださいね。

(お断り)
たんぱく質も他の食材と同じように、初めて挑戦する食材は“午前中に1さじから”、数日同じ食材を試してみて特に影響がなかったら新たな食材に挑戦する、というルールは変わりません。

このルールに基づき、食べられる食材を増やしていくことを前提にした上で、以下に示す量を把握してください。
初めての食材をいきなり2〜3種類試すことがないようにしてくださいね。

 

2.初期のたんぱく質1日量


(1食あたりの各食材の上限量)

初期に食べられるたんぱく質をいくつかピックアップしたものが上の写真です。
十分にすりつぶし、お湯やお粥でなめらかにした状態で与えます。

1日1回食の時期なので、新たな食材に一つ一つ慣れてゴックンする練習がメインですね。
初めは1さじ、その後も少量ずつ、食材に慣れることからスタートします。

進むペースは赤ちゃんによって本当に様々。
なので、“慌てず、焦らず、比較せず”にいきましょう。

上の写真のほか、初期に食べられるたんぱく質は色々あります。
写真の食材の量を目安に、少しずつ進めてください。

 

3.中期のたんぱく質1日量


(1食あたりの各食材の上限量)

続いて、中期頃に食べられるたんぱく質の食材例が上の写真です。
舌でつぶせるにまで柔らかくして与えます。

1日2回食に移る時期で、下の写真のように、
午前:プレーンヨーグルト(そのまま与えてOK)
午後:鮭
の量をお粥や野菜と一緒に与える、ということになります。

写真の鮭やたいは刺身なので骨の心配がいりませんが、切り身を使う場合は、十分に骨を取り除いてからあげてくださいね。

 

4.後期のたんぱく質1日量


(1食あたりの各食材の上限量)

続いて、後期頃に食べられるたんぱく質の食材例が上の写真です。
歯茎でつぶせる固さにまで柔らかくして与えます。

1日3回食に移る時期で、下の写真のように、
朝食:卵
昼食:鶏むね肉
夕食:豆腐
の量をお粥や野菜と一緒に与える、ということになります。

3回食になると、だいぶ多くの種類の食材を食べられるようになってきます。
大人と一緒の回数、調理することになるので、大人用で使うたんぱく質をほんの少し取り分けておくと手間が省けますね。

 

5.完了期のたんぱく質1日量


(1食あたりの各食材の上限量)

続いて、完了期のたんぱく質の1日量です。
写真は後期と同じ食材を用いてますが、各食材ともに少しずつ量が増えるだけです。完了期になったからといって、もっといっぱい食べなきゃ!と思わなくても大丈夫。

その日の体調や気分、環境によって、食べる食べないがあったり、好き嫌いも出てきます。

食材の選び方は後期の時と同じ。
1日3回食なので、
朝食:納豆
昼食:しらす丼
夕食:豚ひき肉でチャーハン

のように使えばOKです。

買い物の状況によっては、同じたんぱく質が2日続くこともあると思いますが、数日〜1週間で色んな食材を食べられていたら、栄養バランスとしては問題ないので、肩の力を抜いて進んでいきましょう。

 

6.【注意】量にとらわれすぎない

今回写真で示したものは、その月齢で食べられる食材の一例で、各食材の1食あたりの上限量になります。

もちろん、毎食この上限量を摂る必要はありません
あくまでも目安として参考にしてもらえればと思います。

大人もそうですが、赤ちゃんもにも食べられる量には個人差がありますし、発達の度合いもそれぞれ
栄養素の吸収力だって体調や状況により大きく変わってきます。

たんぱく質の1日量をわかりやすく、グラム表記で写真にしてみましたが、各家庭で毎回計る必要はありません。
おおよそ、で大丈夫。

私の場合、大さじ小さじや計量カップは以前から持っていましたが、栄養関連の仕事に転身してから計量器を買ったほどです。

計量器は食材などを計る分には便利ですが、計量したからといって美味しい料理ができるとは限りません。そのほか諸々の条件が重なり合うことが必要ですよね。

神経質になりすぎると、ママも赤ちゃんもしんどくなってしまうので、おおらかな気持ちで向き合う方が大事かもしれません。
離乳食を作れないほどママが疲れているときは、うまくベビーフードなどを活用してくださいね。

 

 

今回は、離乳食のたんぱく質について、「一体、何から始めて、どれくらいあげればいいのかわからない」「何gがどれくらいの量がわからない」といった悩みも持つ方に向けて、1日に摂っていいたんぱく質の量を月齢別に写真で把握しながら、摂り方のポイントについて解説してみました。

目で見ておけば、イメージとして理解できますし、忘れにくくなります。
少しでも悩みが解決できて、ご自身のペースで進めるよう願っています。

 

離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎますよね。
こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。

【コツがわかる】離乳食の進め方


(参考)
小学館 HugKum「離乳食」
和光堂わこちゃんカフェ「離乳期情報」
たまひよ「きほんの離乳食」

 

離乳食で悩むママのための
離乳食カウンセリングのご案内

離乳食作りに不安を感じる方に向けて、カウンセリングを始めました。 レシピに頼らなくても、あなたの料理のスキルや道具でできる時短シンプル離乳食の作り方をお伝えします。 型を把握したら離乳食作りはラクチン。 離乳食で感じている不安や負担を少しでも軽くするお手伝いができればと思っています。

ABOUT US

栄養コンサルタント/ライター。 育児復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、複数の食資格を取得し2019年から異分野でフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。