【離乳食後期】初めての手づかみ食べに“お焼き”をおススメする4つの理由

バナナくらいの固さを歯ぐきでつぶせるようになる離乳食後期。
初期、中期と進んできて、食べられる食材も増えてきたのではないでしょうか。

後期は手づかみ食べができるようになる時期。
初めて固形物を作って食べさせる時ってとても緊張しますよね。
うまくモグモグつぶせるか、私も長男の時はドキドキしながら見守っていました。

この記事では、
✔︎手づかみ食べに何を用意していいかわからない
✔︎簡単に作れて栄養がある手づかみメニューを知りたい

という方に向けて、初めての手づかみ食べには“お焼き”がピッタリ!という4つの理由について書いています。



 

【理由1】レパートリーが多い

こんにちは、脳と心を育む栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

お焼きをおススメする理由としては、まずレパートリーが多様であること。
食材を変えれば色んなパターンが作れて便利なんですよね。


レシピサイトなどで検索するとたくさん出てきて迷うかもしれませんが、離乳食でお焼きを作る時の基本はどれも同じ。


例えば、
豆腐、じゃがいも、山芋、かぼちゃ
などのモチモチふわふわを出す食材に、お好みの食材を細かくして加え、

つなぎとして、
ご飯、うどん、小麦粉、片栗粉、赤ちゃん用ホットケーキミックス、卵、牛乳
などを適量入れて混ぜ合わせて焼けば完成。


後期は、少量の油を使えるようになるので、焼く調理のレパートリーが増えますね。


離乳食の時期は味付けは基本的になしでいいんですが、味付けするとしても和風だしで十分。
それにプラスして風味づけするなら、醤油か味噌をごく少量使います。

食材を変えれば、食感や風味が変わってくるので、調味料での味付けは極力控えて、色々な素材の味を楽しめたらいいですね。



【理由2】簡単に作れる

離乳食後期は3回食に入る時期。
なので、食事を作る回数が大人と一緒になります。


毎日時間がない中、3回のメニューを考えるのは本当に大変ですよね。
大人メニューも作ることを考えると、“簡単に作れる離乳食”というのは必須要素。


私も3回食に移る時は、これからもっと大変になるんだぁ‥ととても気が重かったんですよね。
毎回食材や調理法が重なってはいけない、と思い込んでいたのでそれはそれはしんどかった。


でも冷静に後から振り返ると、そこ、重要ではないんですよね‥


赤ちゃんのお世話が24時間ある中、通常の家事も大抵の場合はママがするのが現実。
なので、少しでも負担が減らせるものがあるなら減らした方が精神衛生上も体力的にも良い、わけです。


家事も育児もより完璧近くまでやろうと思ってしまう人こそ、しんどさを感じてしまいますが、力の入れ方を6〜7割程度にして毎日続けていく方が大事。
ママが倒れてしまう方が問題です。


お焼きだと作るのも簡単ですし、丸い形にするので密封しやすく空気に触れにくいので冷凍にも向いてます。
少し多めに作って冷凍しておくと、いつでもレンチンして使えるのも嬉しいですね。


【理由3】栄養バランスがよい

離乳食が3回食に移行するにつれて、母乳やミルクよりも離乳食から摂る栄養がメインになってきます。
つまり、大人と同じように、食事からの栄養が中心になるわけですね。


ここで、気になりだすのが“栄養バランス”。


赤ちゃんの意志や食事の時の環境、その日の気分などで、食べる食べない、好き嫌いも出てきて思うようには食べないこともありますが、ママとしては栄養バランスを考えて作りたいですよね。


お焼きにすると、野菜など単体では食べないものがあっても、混ぜて焼くので食べてくれる可能性大です。


なので、お焼きを作る際には、ご飯やうどん、肉や魚、豆類、野菜、芋など、ぜひ色んな食材を使ってみてくださいね。


↑↑↑かぼちゃと豆腐のおやき
【材料】かぼちゃ、豆腐、ツナ(水煮)、かつお節、片栗粉

※柔らかさは赤ちゃんの状況に応じて豆腐の量で調節してください。



↑↑↑にんじんの小松菜のお焼き
【材料】にんじん、小松菜、ホットケーキミックス、卵、牛乳、水



【理由4】手が汚れにくい


手づかみ食べが始まると大変になるのが、散らかったご飯の片付け。
テーブルの下に新聞紙やビニールシートを敷くという提案も試してみましたが、その範囲を超えて、飛び散る散らかる‥‥


食事が終わると毎回待っているのが、その片付けと拭き掃除。
1日3回、それが終わりが見えずに毎日続くとなると、ママの気持ちはつらーくなっていくわけです。


“この時期だけだから”
“片付けるのは当たり前”


もっともな正論が、まわりから、自身の心から聞こえてくるんですよね。


お焼きであればまったく散らからない、というわけではありませんが、だ円形でまとまっている分、すこーし片付けがラクになるかもしれません。
この点もワーママにとっては嬉しいポイントになりますね。




今回は、「手づかみ食べに何を用意していいかわからない」「簡単に作れて栄養がある手づかみメニューを知りたい」という方に向けて、初めての手づかみ食べには“お焼き”がピッタリ!という理由について書いてみました。

まだ歯が生えそろっていない赤ちゃんが、歯ぐきでつぶして食べる離乳食後期から、歯ぐきで噛んで食べるようになる離乳食完了期まで半年くらいかかります。

お焼きなら固さを柔軟に変えられるので、レパートリーをいくつか持っておくと、完了期以降もお好み焼きとして使いまわせるのでとても便利。

メリットいっぱいのお焼きをマスターして、離乳食作りが手軽に美味しいものとなることを願っています。

 

離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎますよね。 こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。
離乳食の進め方は?


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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。