時間がない共働き家庭でもできる!子どもの食育に一番大切だと思うこと

ご飯を食べるときは、食事マナーや食べ物へのありがとうの気持ちなどを子どもに教えたい。

こう思っていても実際は、仕事から帰ってバッタバタの中、短時間で夕食の支度をし、子どもに食べていてもらいながら、ママは家事をし続ける‥というのが現実ではないでしょうか。

この記事では、
✔︎食事のマナーを躾けるのにいつも怒ってばっかり
✔︎飛び散ったご飯を片付けるだけで精一杯
✔︎ゆっくりご飯なんて食べてる時間がない

といった方に向けて、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれる“食事を味わうことの大切さ”について書いています。

1.平日に子どもの食育にかけられる時間

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

ママの勤務時間により、夜の活動時間は様々ですが、保育園に子どもを迎えに行って18時に帰宅して21時に寝かしつけるとすると、活動時間は3時間。


その間に、保育園から持ち帰った諸々の片付け、夕食準備、食事、食事介助、洗濯、掃除、お風呂、歯磨き、寝かしつけ、食器洗い、そのほか名もなき家事‥

と、やること山盛り!ですよね。


文章にするとたった2行ですが、行動するとなるとあっという間に過ぎていく時間。
そんな状況では、なかなかゆっくり夕食を食べる時間もないと思います。


我が家では、夕食の“いただきます”をした後、子どもの集中力が持つのは大体10分程度。
その間に、スプーン、フォーク、お箸の使い方や、食べ方、食べる姿勢について注意したり、食べ物について話してみたり。


そんなふうに子どもたちに接しながら、私は大人の夕食作りの続きをしつつ、洗濯物を整理して洗濯機を回しながら、パパッとご飯を食べる。


このように落ち着かない夕食タイムを過ごしていると、「子どもたちに今日のご飯の感想聞いてなかった‥」「私は味わって食べてなかったかも」ということになるんですよね。


ただでさえ時間がない平日の夜、夕食を食べるそのわずかな十数分とどんなふうに向き合うかが、子どもたちへの食育と、家族全体の食の豊かさにものすごく影響しているなと感じています。


2.人間らしい食を求めて

毎日慌ただしいと、無意識に子どもに対して、「早く◯◯してー」と言ってること、ありますよね。


ご飯の時もそうです。
早く食べて。


時間に追われるママとしては、夜の活動をスムーズに進めたいから、食べ終わった食器を片付けたいところ。


こうやって、ぱぱっとご飯を作って、ささっと食べて、サーっと洗って片付けるのを客観的に眺めると、“人間らしい生活って何なんだろう‥”とふと頭に浮かんでしまうんですよね。


いかにも機械的な食事風景。
必死に食事マナーを躾けようと叱り、怒ってばっかり。


こんな食事の仕方を繰り返していていいんだろうか。
ヘトヘトの状態で子どもと大人の夕食を作りながら、自分は立って食べていて思うんです。


空腹を満たすだけじゃ、人間の食事とは言えない。
お腹以外にも満たしているものはたくさんある。


やはり、どんなに忙しくても、気持ちにゆとりを持ってご飯は食べたいですね。


3.“味わう”に向き合う


そんな機械的な夕食のひとときを数年経て思うことは一つ。


食育でまず必要なのは「味わうこと」じゃないか  ー


もちろん
✔︎“いただきます”と“ごちそうさま”を言うこと
✔︎食べ物で遊ばないこと
✔︎よく噛んで食べること
✔︎食事の準備を手伝ってみること
✔︎食べ物が作られる過程を知ること

などなど、食育で大切なことはいっぱいあります。


そのような知識や習慣が身につくまでは当然時間がかかるもので、一朝一夕にできるものではありません。
それらをじっくり身につけながらも、日々いきいき生きるための食事がしたい。


目の前のご飯が味わえるのは本当にありがたいこと。
それも、“楽しく明るい雰囲気で”。


“◯◯しながら食べる”では、その食べているものの味を、本当に味わえているかどうかはわかりません。

家事をしながら。
テレビを見ながら。
スマホを触りながら。
仕事をしながら。


共働き家庭で超多忙でも、味わってご飯を食べることなら簡単にできるので、ほんの少し、平日の夜に気持ちのゆとりを持って家族みんなのお腹と心を満たしてはいかがでしょうか。




今回は、子どもの食育について、「食事のマナーを躾けるのにいつも怒ってばっかり」「飛び散ったご飯を片付けるだけで精一杯」「ゆっくりご飯なんて食べてる時間がない」といった悩みを持つ方に向けて、日々の暮らしに潤いをもたらしてくれる“食事を味わうことの大切さ”について書いてみました。

忙しい毎日だと“食べるという行為”だけで必死なこともあると思います。

でも。
“食を楽しむ”“家族とともに心を満たす”ことも大事な大事な栄養の一つ。

少しでも毎日に“美味しい時間”が訪れることを願っています。

 

ABOUTこの記事をかいた人

栄養コンサルタント/ライター。 育児復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、複数の食資格を取得し2019年から異分野でフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。