悩ましい子どもの遊び食べを楽しい食卓に変える【15分】のコツ

「いただきまーす!」

最初は勢いよく食べているけれど、気がつけば手に持っているお箸やスプーンの動きが止まり、おかずを混ぜ混ぜしたり、おかずをポイっと放り投げたり、椅子から降りたり、オモチャを触り始めたり・・。

そんな経験があなたにもあるのではないでしょうか。
ただでさえ時間がない平日の夜。
子どもの遊び食べにストレスがたまっているママは多いと思います。

この記事では、遊び食べの原因を確認しながら、
15分で食事を切り上げる方法について紹介しています。

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遊び食べの原因

「ご飯で遊ばずに食べなさい!」
「きちんと座って食べなさい!」
「食べないなら片付けるよ」
とママが必死に叱っても、どこ吹く風。

こんなことが毎日続くと、さらに精神的な余裕がなくなってしまいますよね。

遊び食べは、食べ物に興味が出てくる1歳前後から、3、4歳頃まで続くこともあると言われていますが、我が家では6歳になる長男も依然続いています。

 

遊び食べの内容としては、

✔︎食べ物をぐじゃぐじゃにこねる、混ぜる
✔︎テーブルや床に食べ物を投げたり、落としたり
✔︎椅子に立って踊る、テーブルに脚を乗せる

などなど。


4歳の次男と一緒に盛り上がってしまうので、一旦始まったらもう手のつけようはありません。
大人にとってはものすごいストレスになりますよね。

食事のマナーはきちんと教えているものの、成果が見えない毎日が続くと疲れが溜まってしまいます。

この時期は興味があるものにどんどん手を出して、広がっていくもの。
これをしたらどうなるかな‥と、“食べる”行為よりも“興味”の方に注意が向いているので、大人が叱ったところで効果は薄いんですよね。

原因は子どもの成長過程にあるということを理解した上で向き合うのがよさそうです。

 


食事を始めて15分で切り上げる


子どもが食事に集中できるのは15分程度。
状況や個人差により、5分で途切れてしまうこともあれば、20分くらい集中できることもあります。

我が家は、食材の名前や色、効能などについて話しながら、自分が食べるものについて少しでも興味と意欲を持ってもらえるよう心がけています。

時々、子どもが好きなキャラクターを登場させ、〇〇を食べると強くなれるよー!という手を使ってみたり。

でも、遊び食べとうまく向き合えなかった過去には、30分以上かかっても食べ終えられず、私がグッタリしてしまう日も多くありました。

 

平日の夜はママにとっては戦闘状態。
すみやかに食べてお風呂や寝る準備、残った家事を進めたいものですよね。
そう願って子どもを必死に引っ張っていこうにも、思うようには動いてくれません。

 

そこで。
子どもが集中できなくなってきたな‥と感じたら、そのタイミングで思いきってやめてしまいましょう!

「少ししか食べてないのに」「栄養はとれてるかな」と気になりますが、そこはまた別の形でチャレンジすれば大丈夫

感情的に怒ってしまってもあまり意味はないので、仕切り直して空気感を変えるのがベストです。


✔︎
15分で切り上げて、次の5、10分を片付けに当てる方がママの精神衛生上よい

✔︎規則正しい食習慣を考えるきっかけになる


このメリットは大きいです。

そして、すぐに気になるところを掃除できるように、掃除機とウェットティッシュを近くにスタンバイ。

食べ物が散乱している状況を見るとさらに疲れてしまうので、その場でさっと片付けてしまいましょう。

使った後のティッシュは食後のお皿拭きに再使用すればエコですし気持ちいいですね。




回数を増やして栄養バランスを


1回の食事であまり食べられていない時や栄養不足が気になる時は、
おやつの時間で工夫する食事回数を増やす、といったことで対応します。

子どもが一度に食べられる量は多くないので、無理をして食べなくても大丈夫。

私がおやつ作りの参考にしているのが保育園の献立。
保育園から毎月配付や掲示がされる献立表をぜひ活用してみてください。

おやつの一例を挙げると、

ツナ昆布おにぎり、鮭おにぎり、卵きゅうりサンドイッチ、納豆お好み焼き、おからパンケーキ、チヂミ、きな粉ラスク など。

おやつは子どもにとっては立派な食事、補食になります。

家庭でも、このようなものを牛乳や野菜ジュースと一緒に摂ることで、栄養バランスはよくなります。

保育園の献立表の中には自分にとって作るのにハードルが高いものもあるので、時間をかけずぱぱっと用意したい私は、なるべく簡単に作られるものだけピックアップしています。

ただ、手作りおやつを毎回用意するのは大変。時間に余裕のある時などに多めに作って冷蔵&冷凍保存しておくのもいいですね。

時間がないときは市販の子ども向けのおやつでいいですし、ママにとって負担にならず、子どもも楽しく美味しく食べられる時間を作ることが大切だなと感じています。




今回は、子どもの遊び食べとその対策“食事を15分で切り上げるコツ”についてご紹介しました。

せっかくの1日の終わりの団欒タイム。
毎日慌ただしいけど、楽しく美味しく食べたいですよね。

15分で区切りをつけて、子どももママも笑顔に。
悩んでも怒っても効果がない時期なので、さらりと乗り切っていけますように。


ちょっと相談してみたい方は
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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。