大人食と幼児食で異なる献立。共働きの夕食を手早く整える工夫とは

離乳食が始まると必然的に実感することになりますが、子ども用と大人用と、食事を2パターン用意することになります。

育児休業中でさえ、子どもをみながら異なる種類の食事を作るのはかなりの重労働。仕事復帰してからはさらに使える時間がなくなることに。

ほかの家事もある中、できるだけ料理の負担は減らしたい‥と思いますよね。

今回は、大人と子ども向けの食事を複数パターン作るときに役立つ視点について書いています。

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大人と子どもで異なる食事を用意するのは大変!

子ども用のご飯は、大人と食材は同じにして取り分けて味付けを変える、というのが一番効率的だと思います。

しかし、

✔︎コンロの数が限定されている
✔︎電子レンジやオーブンなどの調理家電の有無
✔︎気分的に大人は別メニュー、別味付けで食べたい

といったことなどで、できる作業や段取りは変わってくることに。

 

我が家では以前2口コンロだったため、子どもの離乳食を作ってから大人用の調理に取りかかる、また、狭いキッチンのためフライパンなどの器具を置いておくスペースにも限りがあり、使い終わった器具をいったん洗ってから別の調理を始める、ことの繰り返しでした。

 

長男が幼児食、次男が離乳食後期の時に、職場復帰しましたが、大人用と合わせて3パターンの食事作りの体制のまま復帰しては生活が回らないと痛感

 

離乳食が3回になってからは、もう1日中キッチンに立ってました。
料理が得意でなかった私にとっては、慣れるまで心身ともにかなりの負担に。


次男の離乳食を早く終えたい‥
せめて2パターンにしておきたい‥

 

そう思い、復帰前2ヶ月くらいかけて、次男が幼児食を噛めるようになるよう、必死で毎日噛む練習をしていました(笑)

 

2〜3ヶ月あれば、顎が発達し、噛み方も上手になってくるので、事前に食事作りの体制を考えておくのもポイントになると思います。




調理場所を決める


私もほぼ毎日献立は考えますが、何を作るかと同時に、どの場所で作るか、ということを考えます。

コンロと電子レンジがある場合、フル活用して同時に作ることができる例は次のとおりです。

もちろん毎日フル活用するわけではありません。
コンロ3や電子レンジは使わなかったり、その日の自分の体力ややる気によって変わってきます。

 

【コンロ1】メイン
肉料理、魚料理、揚げ物、大人用カレーなど


【コンロ2】サブ
野菜炒め、煮物、子ども用メイン(コンロ1とは別味付けの場合)、子ども用カレーなど


【コンロ3】汁物
味噌汁やシンプルなスープ類


【まな板】副菜①
(加熱せずに切るだけ、洗うだけで食べられる野菜)
玉ねぎやキャベツのスライス、トマト、レタス、きゅうりやパプリカのピクルスなど


【電子レンジ】副菜②
(加熱し調味料などで和えて食べる野菜)
じゃがいも、ブロッコリー、かぼちゃ、きのこ類など


日々時間がない中、料理本やアプリを眺めながら食材と調理過程を確認しつつ、その通りに作る、ということは私には向きませんでした。


でも、このように、作る場所が大まかにでも決まっていれば、最大で5品。3つの場所を使ったとしても3品。
プラス、作り置きがあれば栄養バランスは良くなります。



食事の仕込み時間を分ける


夕食の準備をする時間帯は家庭によって様々です。

当日の朝に仕込む人、帰宅後に作る人、子どもを寝かした後に仕込む人、週末にまとめて仕込む人。


どれが自分にとってベストな方法か
、これは試してみないとわかりません。


私の場合、復帰後の平日、帰宅後にまとまった時間はとれず、手の込んだ調理はしなくなりました。朝と帰宅後、寝る前の3つの時間帯に分散して調理しています。


バタバタの中でも何とか手作りするためにできる工夫としては、
「5分だけ調理」を重ねること。

 

例えば、
・前日の就寝前5分(野菜を切る)
・当日の朝5分×3つ(野菜を切る、肉や魚を処理し下味付け)
・当日の夜20分(料理として仕上げる)


余裕のある日曜日には‥
・多めに野菜を切って冷凍しておく(5分)
・肉や魚に下味をつけて冷凍しておく(5分×2)、など


こんな感じです。


野菜を切るのって意外と時間がかかるんですよね。切ってある野菜をすぐに使えたらどんなに便利なことか‥と何度も痛感していました。


それでも、事前に料理するための時間を確保していても、予期せず子どもがぐずってしまえば、もう作っている時間はありません。


そんな時のために、作り置きがないとわかっている日は、私はすぐに食べられるお惣菜を買っておくことがマストになっています。

少しでも副菜があれば、メインはお肉かお魚を焼くだけで何とかなります。

 

作る者にとって、“家族の食事を毎日用意する”ということは、

✔︎コロコロ変わる状況への適応
✔︎継続することへの耐性
(忍耐ではありません。忍耐になると、これまたしんどさ倍増します)


これが強く求められるものと実感しています。


なので、調理を極力簡素化した「5分だけ調理」を重ねること。
日々こなしていくうちに習慣になれば、頭で考える前に体が動くようになると思います。

 


調理家電をうまく活用する

我が家では、私の復帰後、怒涛の食事作りの洗礼を受け、食材をセットすればあとは自動で調理をしてくれる家電が欲しい!となり、ビストロを購入しました。


いくつかのレシピを試しましたが、食材を放り込んでスタートボタンを押せば、あとはお任せ。
その間にお迎えに行って、帰宅したら1品できている、という最高の状態!


使い始めた時は、“私が居なくても作っておいてくれる”という嬉しさのあまり、お迎えに行く道中に顔がニヤけてきたのを覚えています。


少々高い家電ですが、時間を有効に使えて、自分自身の負担も減るのでその価値は十分にある!と思っています。


最近はどんどん便利な調理家電が増えてきています。
自分のスタイルに合う家電が良きパートナーとなり、快適に食事を作っていけたらいいですね。




今回は子どもと大人の献立を作るときにできる工夫について書いてみました。
これで異なる種類の食事を準備するときのイメージが持てたのではないでしょうか。

まわりでどれだけ便利だと言われる方法でも、実際にやってみなければ、使ってみなければ自分に合っているかどうかはわかりません。

試行錯誤をしてみて、自分なりの調理スタイルが見つかることを願っています。

 

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。