スープで食卓に華を咲かせる!簡単で美味しすぎるうま味の作り方

ママにとって大変なのは、毎日の献立を考えること。

掃除や洗濯はまだ後回しにできても、待っている家族がいる場合、ご飯作りは後回しにはできませんよね。

さらに日中仕事をしていると、1日体力を使った後に、夜まで台所に立ち続けて気力まで消耗。
当然、気持ちはすり減ってしまいます。

この記事では、
✔︎献立作りや調理する負担を減らしたい
✔︎子どもも大人も美味しく食べられて元気になるメニューを知りたい
✔︎普段はあんまりスープは作らない

という方に向けて、献立にスープを取り入れることのメリットと、飛躍的に倍増するうま味の作り方について紹介しています。

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1.スープの特徴

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

スープと聞いて、あなたはどんなイメージを持っているでしょうか。

時間がない時にパパッと作るインスタントのカップスープ。
毎日家で作るお味噌汁。
高級フレンチで食べる上品なポタージュ。


最近では、普段の野菜不足を解消できるよう、野菜を食べるスープも人気になってきていますよね。


また「一汁一菜」の食スタイルも少しずつ浸透してきて、これまで脇役的存在だったスープが主役にもなれる可能性を色んな場面で目にするようになりました。


スープの特徴として、私が感じているのは、
✔︎主食と具沢山のスープがあれば食事として成り立つ
✔︎1品だけで主役になれる(副菜の数を減らせるかも!)
✔︎簡単に作れるレシピがある
✔︎子どもが苦手な野菜もスープにすれば食べてくれるかも
✔︎身も心も温まる

というもの。


子どもが生まれ、家族のご飯作りが習慣になってきましたが、可能な範囲でがんばって作っても、子どもはその日の体調や気分により食べてくれるとも限らず。

食べたとしても嫌いな野菜は残してしまう‥という状況に直面して、悩ましいときもありました。

小さいお子さんを持つママにとっては、誰でも抱える悩みと言えますよね。


そんな時、スープに関する料理本や資格に出会って、勉強を重ねるうちに、
“それまで私が抱えていた悩みをスープが解決してくれるかもしれない”と思うようになり、実践の日々を過ごしています。


スープは作るのが難しいというイメージを持っていませんか??
スープ単品ではメインにはなりにくいから、何だか作るのが億劫に思っていませんか??


考えてみれば、鍋に水と少しの食材を入れて火にかけ、塩で味つけするだけでも立派なスープになるんです。


スープを作るのに肩肘を張らなくていい


もっと気楽に、楽しく、スープのメリットを考えたらいいんだ。
そういう思いに至っています。

 

2.うま味の相乗効果を知る


全ての食材には“うま味”が含まれていますが、食材により含有量は様々。

代表的なうま味成分は次の3つが挙げられます。

ーーーーーー
◾︎グルタミン酸
昆布、みそ、醤油、貝、緑茶、チーズ、野菜類など


◾︎イノシン酸
肉、魚、煮干し、かつおぶし


◾︎グアニル酸
干ししいたけ、きのこ類全般
ーーーーーー

 

そして、これら食材が持つうま味を最大限に引き出すための法則は、次のとおり、うま味同士を掛け合わせるということが必要になります。


【法則1】
グルタミン酸×イノシン酸

例えば、昆布とかつおぶしで取った出汁に、魚と野菜を入れて味噌汁にすると、うま味は何倍にも増します。


【法則2】
グルタミン酸×グアニル酸

この場合、例えば、昆布と干ししいたけで取った出汁に、貝類を入れてすまし汁にすると、うま味は飛躍的に増します。



この法則を覚えておくと、和洋中どれを作る時でも、少し意識するだけで簡単にうま味を増やすことができるんですよね。


私も日々実践することで、やはり
スープのベースになる出汁をしっかり取ってはじめて、その後に加える食材のうま味は活きてくるんだ、ということを実感しています。


3.スープ生活を始めてよかった4つのこと

スープのことを学び、スープ生活を始めて9ヶ月になります。
スープを日々の献立に取り入れる前後で、どんないいことがあったかを書いていきます。

3-1.献立に安定感が出る


飲食店で定食を食べる時、大抵の場合、汁物が付いてきますが、汁物があるだけで献立として“きちんと感”が出るように感じたことはないでしょうか。

汁物がない場合と比べると、より献立が“整えられている”、そんな印象のことです。

実際に汁物を飲むと、お腹が落ち着きますし、満腹感も得られます。
そして、それが満足感に繋がっていると感じます。



3-2.ストックしたスープや具材で簡単に1品ができる


出汁を取るのにはそれなりの時間がかかります。
当日の朝や前日の夜に出汁を仕込んだり、事前にスープ用の具材をカットしておくようになるので、いざ調理に取りかかる時には、鍋を火にかけ出汁と具材を入れてやや放ったらかし。

火が通って調味すれば、すぐに1品ができることは時間がない中ではとても便利です。



3-3.スープ作りの日以外は別の副菜作りに時間を使える


私は味噌汁であれば、当日調理するタイミングで作りますが、肉や魚が入ったおかずスープを作る時には、月曜日か木曜日と決めています。

出汁や具材をストックして、それを翌日と翌々日に使い回すためです。

具体的には、月曜日に作ったスープの出汁やカット済みの具材は冷蔵して、翌日と、場合によっては翌々日のスープにまで使っています。

日曜日は外出して外食するケースが多いので、週の後半は木曜日にスープを作り、金曜土曜まで使い回す、というイメージですね。

ストックを使う日は、スープを作る時間が短縮できるので、ほかの副菜に時間を使えることになります。

 

3-4.野菜苦手の長男が美味しいと食べてくれるように


出汁がしっかり効いているスープにすると、いくつかの野菜のうま味が掛け合わさって、普段なら進んで食べない野菜まで、子供たちはパクパク!

びっくりでした。

それまで野菜の原形を留めないようなチャーハンやカレー、お好み焼きなどにしてとりあえず栄養を摂ってもらってましたが、見た目そのままで食べられるのか〜と発見。

野菜の苦味が強調される形より、そのうま味の方に重点を置いて、美味しさを味わってくれたら嬉しいですよね。




今回は、献立にスープを取り入れることのメリットと、飛躍的にうま味を倍増させる法則について書いてみました。

これまで時間がかかりそうなイメージでそれほど日々の献立にはしていなかった方でも、うま味の法則さえ覚えておけば、時間をかけずに美味しいスープを作ることができます。

構えることなく、まずは一度、スープを作ってみてはいかがでしょうか。
きっと、想像以上の気づきに出会えると思います。

 

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。