離乳食が少しずつ進んでくると、
「たんぱく質、そろそろ始めたほうがいいのかな?」
「8ヶ月や10ヶ月って、どれくらいの量をあげればいいんだろう?」
と悩むことはありませんか?
たんぱく質は大切と聞くけれど、
・何から始めたらいいのか
・1日にどれくらい必要なのか
・「〇g」と言われても、実際の量がよく分からない
と、迷ってしまう方はとても多いかと思います。
私もめちゃくちゃ悩んでいました。
調べまくったものの、結局わかりやすい情報は得られず悶々..という日々でした。
そこで、この記事では、
離乳食で必要なたんぱく質の量を、月齢別(初期・中期・後期・完了期)に整理し、
8ヶ月・10ヶ月の目安量も含めて、写真でイメージできる形でまとめました。
「赤ちゃんのたんぱく質量は足りている?」
「離乳食1食あたりの量はこれで合っている?」
そんな不安を感じたときに、すぐ確認できる早見記事として活用していただけたら嬉しいです。
離乳食で必要なたんぱく質の1日量【月齢別まとめ】
こんにちは、脳と心を育む栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
「赤ちゃんに、たんぱく質ってどれくらい必要なの?」
「足りていないと心配だし、あげすぎもよくなさそう…」
そんなふうに、量のことで迷うママはとても多いと思います。
私自身、離乳食を作っていた当時、グラムの量をすぐには理解できず、自分が作っている量が正しいのかどうか、とても不安を感じていました。
まずお伝えしたいのは、
たんぱく質の量はぴったり合わせるものではなく、“大まかな目安”として知っておくものということ。
そこでこの記事では
✔︎月齢ごとの1日の目安量を
✔︎「食品に含まれるたんぱく質量」ベースで
✔︎ママが実際の献立に当てはめやすい形で
まとめました。
下の表は、母乳・ミルク+離乳食を含めた1日のトータルの目安です。
「今日はこれくらい食べられたな」「最近このくらいかな」と、ざっくり確認するための早見表として使ってくださいね。
| 月齢目安 | 1日に必要なたんぱく質量(食品に含まれる量換算) | 食事の位置づけ |
|---|---|---|
| 初期 (生後5-6ヶ月) | 約 40〜50g | ほぼ母乳・ミルク+口の練習 |
| 中期 (生後7-8ヶ月) | 約 60〜70g | 食事+母乳・ミルク |
| 後期 (生後9-11ヶ月) | 約 80〜90g | 食事が中心になり始める |
| 完了期 (生後1歳-1歳半) | 約 100〜120g | ほぼ食事中心 |
▶︎この表の見方・使い方
・ここに載せている量は「食品に含まれるたんぱく質量」での換算です。
・母乳やミルクから摂る分も含めた、1日の合計量として考えています。
・毎日ぴったりこの数字に合わせる必要はありません。数日〜1週間単位で見ていけば十分です。
大切なのは、
「足りているか・多すぎないか」を責めることではなく、
今の月齢に合った“噛める・食べる経験”が積めているかどうか。
このあと、初期・中期・後期・完了期ごとに、それぞれの時期の考え方と、具体的な量・食材の例をくわしく見ていきます。
☆☆
また、この記事では、代表的なたんぱく質を取り上げ、離乳食初期から完了期までの1日に摂っていい量を写真で示しています。
食材を使うときのルールですが、
✔︎1食に2種類使うなら写真から2つピックアップして、それぞれ半量に
という考え方になります。
赤ちゃんの内臓はまだまだ未熟であるため、たんぱく質を消化吸収できる能力も発達途中。
なので、早く体を大きく強くしたいと思って、定められている基準値を超えて与えてしまうと負担がかかることになりますので、十分に注意してくださいね。
たんぱく質も他の食材と同じように、初めて挑戦する食材は“午前中に1さじから”、数日同じ食材を試してみて特に影響がなかったら新たな食材に挑戦する、というルールは変わりません。
このルールに基づき、食べられる食材を増やしていくことを前提にした上で、以下に示す量を把握してください。
初めての食材をいきなり2〜3種類試すことがないようにしてくださいね。
初期(生後5〜6ヶ月)のたんぱく質1日量
離乳食を始めたばかりの頃は、
「たんぱく質って、もう必要なの?」
「どれくらいあげればいいの?」
と迷いますよね。
結論から言うと、離乳食初期は“量を食べる”というよりも“慣れること”が一番の目的になります。
この時期の主な栄養源は、まだ母乳やミルク。
離乳食はあくまで「食べる練習」と「味・舌触り・飲み込む感覚に慣れる」ためのものなので、たんぱく質もほんの少量からで十分です。
初期に食べられるたんぱく質をいくつかピックアップしたものが次の写真です。

(1食あたりの各食材の上限量)
消化にやさしく、アレルギーリスクの低いものからスタートしましょう。
おすすめは
✔豆腐(加熱してすりつぶす)
✔白身魚(加熱してすりつぶす)
✔ヨーグルト(無糖・少量)
十分にすりつぶし、お湯やおかゆでなめらかにした状態で与えます。
✔︎1日の目安量:約10g前後
(母乳・ミルク分を含む)
✔︎離乳食から摂る量:少量でOK
(小さじ1〜2程度から)
これは母乳やミルクに含まれる分も含めた“1日の合計量”なので、離乳食で無理にたくさん摂らせる必要はありません。
・1日1回でOK
・毎日じゃなくてもOK
・食べない日があっても大丈夫
「昨日は豆腐、今日は野菜だけ」くらいの感覚で大丈夫です。
この時期は
・口から出す
・ベーっとする
・途中で嫌がる
などなど、食べさせようとしても食べないことは“離乳食あるある”。
でもそれは、「嫌い」ではなく
まだ上手に食べられないだけ、よくわからないだけ、の場合がほとんどなんですよね。
なので無理に食べさせようとせず、
「今日はスプーンを口に入れられたね」
「舌で触れられたね」
そんな小さな一歩を大切にしてあげてください。
「量」よりも
「食べるって楽しい」
という安心感が、後期・完了期の「ちゃんと食べる」につながっていきます。
中期(生後7〜8ヶ月)のたんぱく質1日量
7〜8ヶ月頃になると、
「少し食べる量が増えてきたかな」
「口をもぐもぐ動かすのが上手になってきたかな」
そんな変化を感じる時期になります。
この頃から、たんぱく質は
“練習”から“体をつくる材料”へと、役割が少しずつ変わっていきます。
中期のたんぱく質の目安
中期に食べられるたんぱく質の量を見ていきましょう。

(1食あたりの各食材の上限量)
舌でつぶせるにまで柔らかくして与えます。
1日2回食に移る時期で、下の写真のように、
午前:プレーンヨーグルト(そのまま与えてOK)
午後:鮭
の量をお粥や野菜と一緒に与える、ということになります。
写真の鮭やたいは刺身なので骨の心配がいりませんが、切り身を使う場合は、十分に骨を取り除いてからあげてくださいね。
1日の目安量としては約60〜70g(食品量ベース)
(母乳・ミルクからの摂取も含めた、1日のトータル量)
もちろん、毎食全部食べなくて大丈夫です。
朝・昼・補食(おやつ)・夕方など、1日トータルで見ていけば十分です。
中期におすすめのたんぱく質食材
この時期は、「飲み込める」「舌でつぶせる」くらいの固さが目安になります。
おすすめ食材は
✔︎白身魚・赤身魚(加熱してほぐす)
✔︎鶏ひき肉(よく火を通してなめらかに)
✔︎豆腐・高野豆腐
✔︎卵黄 → 全卵へ少しずつ
✔︎ヨーグルト・チーズ(少量)
おかゆ・野菜・いも類と組み合わせて、“主食+野菜+たんぱく質”という形で、少しずつ体験させてあげる時期です。
「食べない日」「ムラがある日」が出てくる頃
離乳食中期は、
・昨日はよく食べたのに今日は全然食べない
・口に入れても出してしまう
・好き嫌いが出てきた気がする
と、まだまだ食べられる食材にばらつきがある頃。
でもそれは、成長が進んでいるサインでもあります。
「食べる」だけでなく、
「選ぶ」「拒否する」「試す」という行動も、実はすべて発達の一部。
だから、
・食べなかった日があってもOK
・たんぱく質を食べない日があってもOK
・3〜5日単位で見て、だいたい摂れていればOK
少し長い目で見る視点を持っていきましょう。
中期のたんぱく質でいちばん大切なこと
中期は、
✔︎体をつくる
✔︎味や食感の幅を広げる
✔︎自分で食べようとする意欲を育てる
この3つが同時に育つ、とても大切な時期になってきます。
なので、“何g食べたか”よりも、
「今日は魚の味を知れたね」
「今日はスプーンを自分で持とうとしたね」
そんな経験を積み重ねていく方が、ずっと価値があるんですよね。
量はあとからついてくるので、この時期は、“食べるって楽しい”という感覚と、“自分でできる”という感覚を育ててあげてください。
後期(生後9〜11ヶ月)のたんぱく質1日量
9〜11ヶ月頃は、「ごっくん」から「もぐもぐ」「かみかみ」へ、食べ方がぐっと成長する時期になります。
手づかみ食べが増えたり、スプーンを自分で持とうとしたり、食べ物をじっと見て確かめてから口に運んだり。
“食べることそのものへの主体性”が芽生えてくる頃でもあります。
後期のたんぱく質の目安
後期に食べられるたんぱく質の量を見ていきましょう。
この時期の食材例は次のとおりです。

(1食あたりの各食材の上限量)
歯茎でつぶせる固さにまで柔らかくして与えます。
1日3回食に移る時期で、下の写真のように、
朝食:卵
昼食:鶏むね肉
夕食:豆腐
の量をお粥や野菜と一緒に与える、ということになります。
1日の目安量としては約80〜90g(食品量ベース)
(母乳・ミルクからの摂取も含めた、1日のトータル量)
3回食になると、だいぶ多くの種類の食材を食べられるようになってきます。
大人と一緒の回数、調理することになるので、大人用で使うたんぱく質をほんの少し取り分けておくと手間が省けますね。
後期におすすめのたんぱく質食材
この時期は、歯ぐきでつぶせる固さ(バナナ〜肉だんごくらい)が目安になってきます。
おすすめ食材は
✔︎白身魚・赤身魚(ほぐして小さく)
✔︎鶏ひき肉・豚ひき肉(しっかり加熱)
✔︎卵(全卵に移行)
✔︎豆腐・高野豆腐・納豆(ひきわり)
✔︎ヨーグルト・カッテージチーズ
ポイントは、
“食べやすさ+自分でつかめる形”。
例えば
・ひと口サイズの肉だんご
・スティック状の豆腐
・つかみやすい卵焼き
など、手づかみしたい時期なので、その工夫をするだけで、食べる意欲がぐっと伸びます。
「食べムラ」がさらに出やすい時期でもある
後期になると、
✔︎昨日はよく食べたのに、今日はほとんど食べない
✔︎好きなものばかり食べる
✔︎新しい食材を警戒する
といった好き嫌いも、よりはっきり出てきます。
これは問題ではなく、発達の一部。
「味の好み」「食感の好み」「安心できる食べ物かどうか」を赤ちゃんなりに“自分で判断している”んですよね。
なので、この点についても中期と同じように、
・1日単位で一喜一憂しなくてOK
・たんぱく質を食べない日があってもOK
・3〜5日くらいの日数で見ていけば十分
というスタンスで考えていきましょう。
後期のたんぱく質でいちばん大切なこと
離乳食後期の大きな変化は、“食事が生活の中心になり始める”こと。
たんぱく質は、
✔︎筋肉や血液をつくる
✔︎体の成長を支える
✔︎集中力や気持ちの安定にも関わる
とても大事な栄養ですが、同時に大切なのは、「自分で食べられた!」という成功体験。
だからこそ、
・手づかみできる形にする
・こぼしても大丈夫な環境をつくる
・「上手に食べられたね」と過程を認める
このような関わりが、栄養以上に子どもの成長を支える土台になってくるんですよね。
この土台の上に、自信・意欲・集中力という育ちが積み重なっていきますので、親は大変な部分もありますが、ぜひ自分で食べた!経験を意識していきましょう。
完了期(1歳〜1歳半)のたんぱく質1日量
1歳を過ぎると、食べ方も、生活リズムも、ぐっと大人に近い形になってきますよね。
スプーンやフォークを使おうとしたり、「自分でやる!」と食べたがったり、食べ方にこだわりが出てきたり。
この時期のたんぱく質は、体をつくる材料であると同時に、“日々の活動を支えるエネルギーの土台”としての役割がはっきりしてきます。
母乳やミルクの割合がぐっと減り、食事が生活の中心になってきます。
完了期のたんぱく質の目安
続いて、完了期のたんぱく質の1日量を見ていきます。
写真は後期と同じ食材を用いてますが、各食材ともに少しずつ量が増えるだけです。

(1食あたりの各食材の上限量)
完了期になったからといって、もっといっぱい食べなきゃ!と思わなくても大丈夫。
その日の体調や気分、環境によって、食べる食べないがあったり、好き嫌いも出てきます。
食材の選び方は後期の時と同じ。
1日3回食なので、
朝食:納豆
昼食:しらす丼
夕食:豚ひき肉でチャーハン
のように使えばOKです。
1日の目安量としては約100〜120g(食品量ベース)
(母乳・ミルクからの摂取も含めた、1日のトータル量)
買い物の状況によっては、同じたんぱく質が2日続くこともあると思いますが、数日〜1週間で色んな食材を食べられていたら、栄養バランスとしては問題ないので、肩の力を抜いて進んでいきましょう。
完了期におすすめのたんぱく質食材
この時期は、歯ぐきでしっかりつぶせる固さ(やわらかめの大人食)が目安です。
おすすめは
✔魚(白身・赤身どちらも)
✔鶏肉・豚肉・牛肉(薄切り・ひき肉)
✔卵(全卵)
✔豆腐・納豆・高野豆腐・厚揚げ
✔ヨーグルト・チーズ・牛乳
ポイントは、
“家族の食事に近づけつつ、食べやすく整えること”
後期ともだいぶ違ってきて、よく噛めるようになってきたなぁと実感できるようになるかと思います。
なので、調理についても
・大人の味付けより少し薄味にする
・大きさは小さめに切る
・よく噛めるようにやわらかく調理する
といったことを通して、特別な離乳食ではなく、“家族の食事のひとつ”へ自然に移行していきましょう。
食べムラはまだまだあって当たり前
よく噛めるようになってきた!と思っても、
・好きなものだけ食べる
・食べない日がある
・気分で食べ方が変わる
なんてこともよくあるのが完了期。
でもこれは、
「できていない」ではなく、「自我が育っている」証拠でもあるんですよね。
なので、この時期も引き続き、
✔ 1食で評価しない
✔ 1日で判断しない
✔ 3〜5日単位で見ればOK
という視点で考えていきましょう。
完了期のたんぱく質でいちばん大切なこと
完了期のテーマは、食べることが生活の一部になること。
後期のときと同じく、「自分で食べられた」という感覚を持てることが大切なので、
・『自分で食べる』を選べる環境にする
・食べた過程を認める
・食卓を安心できる場所にする
ことを通じて、子どもの自己肯定感・集中力・主体性を育てていきましょう。
1食あたりの標準量で考えてみよう【初期・中期・後期・完了期】
ここまで、離乳食の各時期におけるたんぱく質の1日の目安量を見てきました。
続いては、その目安をより実践的にイメージできるよう、たんぱく質以外の栄養素も含めた“1食あたりの標準量”を見ていきます。
「うちの子、食べる量はこれで大丈夫?」と気になるママはとても多いですよね。
赤ちゃんの体格・食欲・発達には個人差が大きいため、必要量は一人ひとり違うのが前提になってきます。
そうはわかってはいても、「おおよその目安が知りたい」という方のために、直径10.5cmの子ども茶碗を基準に、写真つきで標準量をまとめました。
初期(生後6ヶ月)の1食あたりの標準量
離乳食を開始した時は、新しい食材を1日目は1さじから、2日目は2さじ、3日目は3さじ‥と少しずつ増やしていきますよね。
そうして進めていくと、数週間後にはそこそこの量をゴックンできるようになっていると思います。
先にも書きましたが、進み具合は人ぞれぞれであることを前提にした上で、離乳食を始めてひと月経った頃の1食あたりの標準量は次のとおりとなります。
・おかず大さじ3(40g程度)
上のサンプル写真のおかずはトマトのみのペーストです。
開始して2ヶ月目にはたんぱく質も進めていくので、ここに豆腐やしらす干しなど、初期に食べられるたんぱく質を合わせて30〜40gのおかずにするイメージですね。
中期(生後8ヶ月)の1食あたりの標準量
中期後半の標準量は次のとおり。
・おかず大さじ5(60−80g程度)
写真では、トマト・ブロッコリー・大根・豆腐をだしで煮てとろみをつけています。
野菜とたんぱく質を一緒にとれるので、1皿ものは便利ですね。
中期は食べられる食材が増える一方で、1日2回の調理が大変になってくる頃。
おかずをいくつか用意しなくても、サンプル写真のようなおかずで十分です。
後期(生後9〜11ヶ月)の1食あたり標準量
離乳食後期の標準量は次のとおり。
・おかず90−100g程度
写真では、中期と同じ野菜に卵を合わせています。
後期の特徴といえば“手づかみ食べ”。
卵が食べられるようになったら、色んな食材を混ぜ込んだオムレツは栄養満点の一品になりますよね。
おやきやパンケーキなどの手づかみメニューでも、サンプル写真で目安量を把握してみてください。
完了期(1歳〜1歳半)の1食あたり標準量
完了期の標準量は次のとおりです。
・おかず120g程度
写真では、これまでと同じ野菜に牛肉を合わせ、だしで煮て少量の醤油で味をつけ、とろみをつけています。
我が家の次男はよく食べる方だったので、1歳頃はこれらよりもやや多めの量を食べていました。
身長より、体重の増加の方が大きかったので、太りすぎていないか常に心配していましたが、そこは成長曲線を見て確認。
大幅に上下した曲線を描いていなければ大丈夫なので、時々母子手帳でチェックしてみてくださいね。
市販のベビーフードを参考にする時の考え方
離乳食の“量の目安”をつかむのに役に立つのが、市販のベビーフードです。
ごはん入りのもの、おかずだけのもの、ごはん+おかずのセットなど種類はさまざまですが、パッケージの量を見れば「この時期はこれくらいが目安なんだ」と直感的に理解できます。
ここでは、中期と完了期の1食分を写真で比較してみました。
※写真は直径12cmの大人茶碗を使用しています
(前章は子ども茶碗だったため、ここでは見やすさを優先しています)
中期(生後7〜8ヶ月)の1食の目安
写真のベビーフードはリゾットなので、ごはん入りとなります。
内容量は1食80g。
食欲のある子の場合、1パックでは足りないかもしれないですね。
そんな時は7倍がゆだけを作ってベビーフードを混ぜ混ぜ。
野菜もたんぱく質も同時にとれる1品なので、ベビーフードをうまく活用していきましょう。
完了期(1歳〜1歳半)の1食の目安
写真のベビーフードはおかずのみのタイプなので、別途ごはんを用意してどんぶりにしました。
この2つの写真を比べてみると、中期から完了期までの標準量の変化がわかりますよね。
10ヶ月ほどの期間をかけて、食べられる量がこれくらい増えていたら大丈夫、ということ。
赤ちゃん自身のペースでゆったり向き合えばいいので、イメージとして持っておくといいかもしれません。
【注意】たんぱく質の量にとらわれすぎないで
ここまで、月齢ごとのたんぱく質量や、1食あたりの標準量を写真で見てきましたが、まず大前提としてお伝えしたいのは、これらは「守らなければいけない量」ではなく、「考えるための目安」だということ。
今回写真で示した量は、その月齢で食べられる1食あたりの上限量と、1食あたりの離乳食の標準量をイメージしたものです。
もちろん、毎食この量をきっちり食べる必要はありません。
食欲・体調・気分によって、食べられる量が違うのは当たり前ですね。
大人でも、
「今日はあまり食べたくない日」
「今日はしっかり食べたい日」
がありますよね。
赤ちゃんも同じで、食べられる量や吸収の仕方には大きな個人差があります。
たんぱく質の1日量も、1食あたりの標準量も、今回は分かりやすくグラム表記で示しましたが、毎回きっちり量る必要はありません。
おおよそ、で大丈夫。
私自身、大さじ・小さじや計量カップは以前から使っていましたが、栄養の仕事を本格的にするようになってから、はじめて計量器を買いました。
計量器は便利ですが、量を正確に量ったからといって、必ずしも美味しい食事や、楽しい食卓になるわけではありません。
そこには、体調・気分・環境・関わり方など、たくさんの要素が関わっています。
数字にとらわれすぎると、
ママもしんどくなり、赤ちゃんも食事の時間がつらくなってしまいますよね。
なので、疲れている日、余裕がない日は、気にすることなく市販のベビーフードを頼ってください。
大切なのは「手作りかどうか」ではなく、「安心して食べられること」です。
量は、あくまで道しるべ。
神経質になりすぎると、ママも赤ちゃんもしんどくなってしまうので、おおらかな気持ちで向き合っていきましょう!
たんぱく質は筋肉・脳・心を育てる
たんぱく質というと、
・体を大きくする栄養
・筋肉の材料
というイメージが強いかもしれません。
もちろんそれも大切ですが、乳幼児期のたんぱく質の役割は、それだけではありません。
たんぱく質は体内でアミノ酸に分解され、脳や神経の構造、そしてドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の材料になります。
つまり、たんぱく質は
考える力・集中力・意欲・感情の安定といった「育脳」の土台にも関わる栄養素なんですよね。
とくに、乳幼児期は、脳の神経回路が急速につくられる時期。
この時期に極端な不足が続くと、集中しにくさや情緒の不安定さにつながることもあります。
一方で、量だけを重視しすぎて、急かされたり無理に食べさせられたりすると、食事そのものが安心できない時間に。
子ども自身が本来備える「食べたい」「もういらない」と感じる感覚を大切にしながら、発達に合った栄養と環境を整えることを意識していきましょう。
今回は、離乳食のたんぱく質について
「何から始めたらいいのかわからない」
「どれくらいあげればいいの?」
「〇gと言われても、実際の量がイメージできない」
そんな悩みを持つ方に向けて、月齢別の目安量や、1食あたりの標準量を写真とともにお伝えしてきました。
数字だけを見るよりも、目で見てイメージできると、「これで大丈夫なんだ」と感じやすくなりますよね。
そして一度イメージができると、毎回細かく計らなくても、自然と感覚が身についていくかと思います。
離乳食に正解はありません。
食べる量も、進み方も、赤ちゃん一人ひとり違っていて当たり前。
大切なのは、数字に振り回されすぎず、でも不安になりすぎず、目安を知ったうえで、自分たちのペースを選んでいくこと。
この記事が、
「足りているかな」「多すぎないかな」と悩んだときに、そっと立ち返れる“ものさし”のような存在になれば嬉しいです♪
離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎますよね。
こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。
(参考)
小学館 HugKum「離乳食」
和光堂わこちゃんカフェ「離乳期情報」
たまひよ「きほんの離乳食」

















