子どもの体調って突然変わりますよね。
昨日まで元気だったのに。
さっきまで勢いよく跳ねてたのに。
急に発熱したり下痢になったりすると、親はとても心配になるもの。
この記事では、
✔︎子どもが風邪の時は何を食べればいいの?
✔︎体力がつくご飯のレシピを知りたい
といった方に向けて、子どもが風邪をひいてしまった時の食事作りの秘訣と、手軽にできる幼児向けレシピを紹介しています。
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目次
1.風邪で体はどう変わる?
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
いつもは元気いっぱいご飯を食べているのに、急に「ごはんいらない‥」なんて意思表示をされたら悲しくなりますよね。
でも、それも自然な防御反応。
体調不良になるとどんなふうに体が変わるのかを知っておけば、安心してケアをしてあげられます。
風邪の多くはウイルスによって引き起こされますが、主な症状としては次のとおり。
くしゃみ、鼻水・鼻づまり、のどの痛み、咳・たん、発熱、頭痛、寒気、全身の倦怠感、筋肉痛、食欲不振など
鼻、のどなどの粘膜にウイルスがつき炎症を引き起こします。
そして体の免疫細胞が反応、ウイルスと戦うことによってこれらの反応が起こるんですね。
同時に、脳からの命令により胃腸の消化機能が低下、食欲も出なくなる、ということに。
なので、体がウイルスと十分に戦えるように、風邪の症状が見られたら抵抗力や免疫力を高める必要があることになります。
2.症状別に対応を確認しよう
風邪といっても症状は様々。
症状別に対応を挙げましたので、できるだけお子さんの状態に合ったケアをしてあげてください。
2−1.発熱
熱があっても、子どもはピンピンしていること、ありますよね。
いつも通り元気で、食欲があるようなら、おかゆなど消化のよい柔らかいものを食べさせてあげましょう。
食欲がない場合は、温かい飲み物や常温のお水などで水分はしっかりとるようにします。
発熱時は、知らないうちに脱水になることがあるので、こまめに水分補給をすることを意識してくださいね。
✔︎水分を十分に
✔︎ご飯や麺類でエネルギーを補給
2−2.下痢
下痢をすると、体内から大量の水分とナトリウムやカリウムなどが出ていきます。
脱水症状にならないように、十分な水分に加えて、失ったミネラル類を補えるように、味噌汁などのスープ、りんごの果汁などを取り入れてみてください。
甘すぎるジュースやチーズなど脂肪の多い乳製品は下痢を悪化させる可能性があるので控えましょう。
✔︎水分を十分に
✔︎消化のよいご飯やうどんを中心に
✔︎スープなどでミネラル補給
2−3.のどが痛い・咳が出る
のどが痛いと飲み込むのがつらいので、ものを食べたくなくなりますよね。
のどの粘膜が乾燥して炎症を起こしているので、そのバリア機能を回復させる必要があります。
辛いものや酸味が強いものなどは逆に炎症を広げて咳の原因になってしまうので控えるようにしてください。
粘膜のバリアを直してくれるビタミンAは、色の濃い野菜である緑黄色野菜に多く含まれるので、にんじんやほうれん草、かぼちゃなどに柔らかく火を通したり、飲み込みやすくとろみをつけるなど工夫をしてくださいね。
✔︎水分を十分に
✔︎辛い・塩辛い・酸味が強い・熱いものは避ける
✔︎のどに通りやすいもので補給(アイスクリームやゼリーなど)
✔︎ビタミンA,Cの摂取でのどの粘膜保護
2−4.鼻水・鼻づまり
“お風呂に入ると鼻づまりがなくなった”という経験はないでしょうか。
鼻が温まることで血流がよくなり、粘膜の炎症が抑えられて、一時的に鼻の通りをよくしてくれるんですね。
鼻の粘膜を潤すためにも水分はしっかりと、また、のどの痛みと同じように、鼻のバリア機能を回復させるためにもビタミンAを含む食品を意識してとっていきましょう。
✔︎水分を十分に
✔︎温かい食べ物やお茶で鼻づまり解消
✔︎ビタミンA,C摂取で鼻の粘膜保護
2−5.食欲がない
子どもから“ごはん食べたくない”のサインがあったら、どこか体調に悪いところがないか確認してみましょう。
幼児のうちは、まだうまく自分のことを言葉では伝えられないですよね。
我が家でも、いつもはモリモリ食べるのになぜか食べないことが時にあります。
お腹痛いの?
しんどい?
と確認していくと、のどが痛いことが判明。
飲み込むのが痛くて食べたくない!になってたんですね。
原因が別のところにあるとわかると対処ができるので、熱を測ってみたりお腹をさわってみたりして異常がないかを確認してください。
原因がわからず、食欲がないなら無理強いは禁物ですが、少しでも食べられるなら子どもが食べやすいものをあげてくださいね。
✔︎消化のよいもの、とろみのあるものでエネルギーを補給
✔︎子どもが好む果物や甘いものを補給
✔︎ビタミンB1摂取で怠さ減
3.風邪の時の幼児向けご飯レシピ
風邪の時は胃腸が弱るので、なかなか進んで食べたいと思わないもの。
大人でも食べたくない時はありますよね。
症状別に対応を挙げてきましたが、風邪の時の食事作りのポイントとしては次のようにまとめられます。
✔︎柔らかくて水分が多いもの
✔︎消化がよいもの(脂肪や食物繊維を避ける)
✔︎少量でも栄養が摂れるもの
このようなイメージを持って、風邪のウイルスに負けないように抵抗力や免疫力を高める食材を取り入れてみてください。
ねぎ、大根、ほうれん草、トマト、かぼちゃ、しょうが、白身魚、ささみ、豚肉、豆腐、りんご、バナナ、ヨーグルトなど
3−1.おかゆレシピ
レシピサイトで検索すると、色んなおかゆレシピが載っていますよね。
たくさん種類があるように見えますが、どれも基本は同じ。
症状にあった食材を柔らかくしたりとろみをつけたりと、食べやすくします。
今回作ったのは、しらす干し、ねぎ、卵をいれたおかゆ。
特に味つけをしなくても、それぞれの食材のうま味がやさしく広がるので気持ちもほぐされます。
かぼちゃやほうれん草、ささみ、豆腐などと、食材を変えて作ってみてくださいね。
3−2.うどんレシピ
麺類が好きな子どもには、風邪の時もツルッとしたものが食べやすいかもしれません。
今回は、豚肉、ほうれん草、しょうがで、とろみをつけたうどんにしてみました。
体を作るたんぱく質を取り入れて、体を温めるとともに基礎体力を上げていきましょう。
3−3.果物レシピ
ご飯やうどんなどの炭水化物が食べにくい場合は、甘みのある果物をあげてみてください。
すりおろしりんごや、いちごや桃など好きな果物とヨーグルトを合わせたものも食べやすいですね。
今回は、「子どもが風邪の時は何を食べればいいの?」「体力がつくご飯のレシピを知りたい」といった方に向けて、子どもが風邪をひいてしまった時の食事作りの秘訣と、手軽にできる幼児向けレシピについて書いてみました。
前もって風邪の概要や対処方法がわかっていれば、子どもが急に体調不良になっても慌てる必要はありません。
普段からじっくり子どもの様子を観察しつつ、不安があれば早めにかかりつけ医に診てもらいましょう。
そして。
ママ自身も気が張っているので、子どもと一緒にいつも以上に十分に休んでくださいね。
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