生後9ヶ月、離乳食はそろそろ3回食ですね。
赤ちゃんのお世話だけでも非常に大変な中、大人のごはんとは別に1日3回も離乳食を用意しなきゃ、の状態はかなり負担に思う方もいらっしゃるかもしれません。
私がまさにそうでした。
まだ食べたことのない食材を把握しながら、食材の大きさや固さ、食感にも気をつかう、作っても思うように食べてくれないことにガッカリしながら作り続ける…
心身をすり減らす以外の何ものでもありませんでした(笑)。
そして、離乳食を作る頻度が増えると、さらに効率的に離乳食を作りたい!との思いが強まることに。
この記事では、
✔︎ご飯からお鍋で5倍粥を作りたい
✔︎離乳食のお粥を効率的に作りたい
といった方に向けて、鍋で速攻でできる5倍粥の作り方と、離乳食後期によく見られる生活リズムと偏食への対処法について紹介しています。
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目次
1.鍋が速い!ご飯から作る5倍粥
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
離乳食を始めてまずぶつかる課題の一つが、“一番頻繁に作るお粥をどの調理器具で作るか”ということではないでしょうか。
ネットで検索すると、お粥の作り方も炊飯器や鍋、電子レンジ、専用容器を使うものなどさまざま。
自分に合うやり方はなにか、模索している人も多いことと思います。
一度色んな器具で作ってみて、作った感触を確かめるのが一番だと思いますが、私の場合は、断然“鍋”でした。
ミルクパンサイズの小さい鍋を2つ用意し、お粥用とおかず用としてフル回転。
お粥を作るのになぜ鍋が一番便利だったかというと、そのほかの炊飯器や電子レンジ、専用容器でお粥を作っても、お米の粒が残ってしまうことにより、どうしても最後には手動で粒をつぶさないといけなかったんですね。
離乳食初期のペースト状のお粥を作るにも、マッシャーを使いご飯から鍋で作った方が圧倒的に早かったんです。
なので、私は初期からお粥は鍋で作っていました。
ここでは、鍋でご飯から5倍粥を作る方法をご紹介します。
生後9ヶ月から12ヶ月にかけてゆ〜っくり5倍粥から軟飯に変えていくので、赤ちゃんの口の動きに合わせて、柔軟に水の量を調節していってください。
(材料)※3回分
ごはん 120g
水 240ml
(作り方)
1.鍋に水とごはんを入れてコンロにかける。
2.1が沸騰してきたら軽く米粒をつぶし、火を止めて10分ほど置く。
10分ほど置いた5倍がゆがこちら。
ご飯粒がほどよく水分を含んだことがわかります。
2.冷凍保存をうまく活用しよう
お粥を作る時はなるべく一気に、効率よく使っていきたいと思う人も多いのではないでしょうか。
食材の保存方法については好みもあるかと思いますが、私は離乳食中期頃までは、1週間分くらいのお粥を冷凍保存していました。
3回食になり、1回に食べる量が増えると、1日3回のお粥×3日分で9食分となり、冷凍庫に占める割合がかなりの量になるんですよね。
離乳食以外の冷凍食品も当然あるので、冷凍する離乳食は、時間がなかったり作る元気がなかったりする時のいざ!の分だけにすることにしました。
なので、基本的に、その日に食べる分だけのお粥を午前中に作って、昼と夜に食べる分は冷蔵保存する、という方法に変えています。
後期になるとお出かけも増えていくと思いますが、帰宅してすぐにレンチンして食べられるものがあるのはまだまだ大きな安心感に。
ぜひご家庭のライフスタイルに合わせて、冷凍保存をうまく活用していってくださいね。
3.後期のリズム作りは少しずつ
離乳食後期になると3回食になるほか、使える食材の種類がグッと増えたり、手づかみで食べられるようになるなど、食事の形態が大きく変わってきます。
ここでは、後期によく見られる悩みと対処法を挙げてみましたので、ぜひ参考になさってください。
3-1.【悩み1】3回目の離乳食のタイミングがうまく作れない
よく見られる悩みの一つが、3回食になったとたん、お昼寝とのタイミングが合わず、3回目の離乳食が遅くなる、またはできない、というもの。
我が家でもよくあったのですが、夕方から寝たものの、寝る時間が長くて3回目の離乳食をあげようと思ったら20時になってしまうことが多々ありました。
うーん、この時間にあげていいものか。お風呂にすべきか。
悩みますよね。
3回目の離乳食を食べないことが頻繁にあれば、口や脳の動きに影響はないか。
栄養面でも問題はないか。
不安が積もってきます。
寝ている途中に起こしたものの、非常に不機嫌で離乳食どころではないことも。
終わってみればなんてことはないとわかるのですが、月齢が変われば生活サイクルも変わってくるので、それほど心配することではありません。
離乳食を作ってスタンバイしているのであれば、20時頃に少量だけ食べさせてもいいですし、もうその日は3回目はなしにしてお風呂にするのもアリです。
こちらの記事では、3回食のリズム作りを乗り越えるコツについて紹介していますので、よければ参考になさってください。
3-2.【悩み2】3回食になって食べムラがひどくなった
もう一つ、よく見られる悩みが偏食。
好き嫌いや、そもそも食べないといったことですね。
今まで食べていたものでも急に何かのきっかけで食べなくなったり、特別な理由がなく「イヤ!」が始まったりと、ママは振り回されることも多いと思います。
頭の片隅に置いておくことは、まだまだ味覚も自我も共に発達している段階であるということ。
なので、それほど気をもむ必要はありません。
その時々にできることを試してみればOKと考えていきましょう。
ここで、偏食が見られた時に役立つかもしれない項目をあげておきます。
✔︎形(切り方など)や固さを変える
✔︎味付けを変える
✔︎使う食器を変える
✔︎間食(ボーロ系)を減らす
✔︎食事を小分けにして間食(補食)を増やす
✔︎運動量を増やす
など
どんな手を試しても、その時の気分で食べない時もあるので、根気強く作り続けるしかないかもしれません。
ある時急に食べ出すこともありますし、それほど強制することなく、できるだけ楽しい食事タイムにしていきましょう。
長い目で見れば、“食事は楽しい!”の感覚を持てるようにするのが一番です。
こちらの記事では、偏食が気になる時にできる工夫について紹介していますので、合わせて参考にしてみてくださいね。
今回は「ご飯からお鍋で5倍粥を作りたい」「離乳食のお粥を効率的に作りたい」といった方に向けて、鍋で速攻でできる5倍粥の作り方と、離乳食後期によく見られる生活リズムと偏食への対処法について書いてみました。
事前にこんな問題が起こった時でも大丈夫、とわかっていれば、心配の種も減りますよね。
私は、子どもの小さな変化こそ気になるのは、それだけ真剣に細かなところまで子どものことを見ている証拠!と思っています。
些細なことまで気にしてしまうのは大変だし疲れる‥と感じるときもありますが、自信を持って向き合っていきましょう。
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