幼児食でのおやつ。
色んな本やサイトをみると実に華やかで、レパートリーいっぱいのレシピが飛び込んできますよね。
手作りした方がいいのか、市販のものでいいのかも、栄養のことを考えたら気になるところ。
嬉しい栄養素がつまったさつまいもで作るシンプルレシピなら、そんな悩みも解決してくれるかもしれません。
この記事では、
✔︎さつまいもを使った幼児食のレシピを知りたい
✔︎さつまいもで簡単おやつを作りたい
といった方に向けて、大人も満足できるさつまいものお手軽おやつレシピについて紹介しています。
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目次
1.幼児食おやつにピッタリのさつまいも
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
子どもにとっておやつは補食の位置付け。
まだ胃が小さく、一度に食べられる量がそれほど多くないからなんですね。
活発に動く上、大人より体重あたりの必要エネルギーが大きいので、それだけ多くの栄養素が不可欠ということになります。
毎日どんなおやつを与えたらいいのか悩んでしまう、という場合には、さつまいもがとっても最適。
野菜類の中のいも類にあたりますが、意外に栄養価は高い食材です。
✔︎糖質
✔︎β-カロテン
✔︎ビタミンE
✔︎ビタミンC
✔︎カリウム
✔︎カルシウム
✔︎食物繊維
など
食が細いお子さんの場合、必要な食事量が不足する可能性があるため、おやつで補うのがベター。
ご飯やパンなどが食べにくいといった場合でも、さつまいもは主食になりうる栄養素を含んでいる上、自然な甘さがあるので、おやつにはベスト、というわけです。
また、食欲旺盛なお子さんはカロリーコントロールが必要なことがありますが、さつまいもは吸収しにくい糖質と食物繊維を含むので、お腹を満たしつつ、成長に必要な栄養素を摂れるという、まさに一石二鳥な食材なんですね。
2.意外に早く火が通るさつまいも
続いて、固いさつまいもを柔らかくする方法をみていきましょう。
柔らかくするには時間がかかるイメージがありますが、私としては意外に早く火が通るかな、というイメージを持っています。
加熱方法には色々なものがありますが、我が家でよく使うのが
・電子レンジ
・炊飯器
での調理。
自分に合った調理方法を選ぶのが大切ですね。
まず、気軽に使えるのが鍋。
我が家でも、水を張った鍋に輪切りにしたさつまいもを投入することが多いですが、沸騰してから10分程度で“ホクホクねっとり”のさつまいもが完成します。
アルミホイルで落し蓋をしているので、ほどほどの火加減で加熱している間はほぼ放置。
時々状態を見ながら、ほかの調理ができるので効率的ですね。
また、時短調理したい時には電子レンジを使っていますが、鍋調理に比べたら、柔らかさとねっとり感が控えめな印象です。
汁物や煮物の下ごしらえにレンジを利用するなど、メニューに応じて使い分けたいですね。
レンジ調理の種類も、耐熱容器に入れたり、キッチンペーパーやラップでくるんだりといくつかあるので、使いやすい方法を見つけてみましょう。
炊飯器で火を通す場合には、洗ったさつまいもを5cmほどの輪切りにし、少量の水とともに炊飯器にいれます。
ゆっくりじっくり火を入れる「玄米モード」にセットして炊きます。
通常に比べて、炊飯時間は長くなりますが、完全にその場を離れることができるので、時間に余裕がある時に使いたいですね。
さつまいもの甘さを引き出すには、その温度と時間がポイント。
70℃前後の熱をゆっくり入れることで、さつまいもが持つ酵素が活発に働いて甘さが増すんです。
石焼きいものようなホクホクの焼きいもが自宅でも作れるので、ぜひ試してみてください。
3.さつまいものおやつレシピ5選
ここでは、手軽にできるさつまいものおやつを紹介しています。
子ども向けではありますが、大人のおつまみやおやつとしても嬉しいレシピもありますので、ぜひ親子ともに楽しんでください。
3-1.さつまいもの甘露煮
(材料)
さつまいも、みりん、すし酢
(作り方)
1.食べやすい大きさの輪切りにしたさつまいもを鍋に入れ、さつまいもが浸るくらいの水を入れる。
2.適量のみりんと少量のすし酢を加え、落し蓋をして、沸騰後10分程度加熱する。
定番の甘露煮。
副菜としても活躍しますよね。
さつまいもそのものの甘さを味わいたいので、我が家では砂糖を使わずみりんで調味します。
好みもあるので、味見をしながら調節してください。
たくさん作って食べきれない、または飽きてしまったときは、ぜひお味噌汁の具に使ってくださいね。
3-2.さつまいものきんとん
(材料)
さつまいも、無塩バター
(作り方)
1.ゆでたさつまいもに適量の無塩バターを混ぜ合わせる。
2.食べやすい量をラップで包む。
3-3.さつまいもチーズ
(材料)
さつまいも、とろけるチーズ
(作り方)
1.ゆでたさつまいもを耐熱皿に入れ、とろけるチーズをのせる。
2.トースターで焼き色がつくまで焼く。
3-4.さつまいものパンケーキ
(材料)
さつまいも、ホットケーキミックス、卵、牛乳、バター
(作り方)
1.ボウルにホットケーキミックス(200g)、卵1個、適量の牛乳を混ぜ合わせる。
2.熱したフライパンにバターを引き、1のたねをいくつかに分けて流しいれる。
3.2にゆでたさつまいもを散らし、両面に焼き色がつくまで焼く。
一度にさつまいもをゆでておけば、3-2のきんとん、3-3のチーズグラタン、このパンケーキと、レパートリーを広げられます。
我が家の子どもたちはパンケーキがお気に入り。
卵と牛乳を使うので、栄養価が高いのも嬉しいですね。
3-5.さつまいもの大学芋風
(材料)
さつまいも、メイプルシロップ
(作り方)
1.さつまいもを食べやすいスティック状にカットし、少し固めにゆでる。
2.バットに広げてトースターで数分焼き、水分を飛ばす。
3.メイプルシロップをからめる。
メイプルシロップの自然な甘さで、おやつらしい一品になっています。
大人の食事のデザートとしても最適ですね。
今回は「さつまいもを使った幼児食のレシピを知りたい」「さつまいもで簡単おやつを作りたい」といった方に向けて、大人も満足できるさつまいものお手軽レシピについて書いてみました。
華やかなSNSの世界(苦手…)を日常的に見ていると、‘‘手作りおやつ’’のハードルが高いように思えるかもしれません。
でも、シンプルなもので全く問題なし!
子どもも嬉しい、ママも嬉しいおやつで十分です。
時に、スナック菓子やケーキを楽しむ余裕を持ちつつ、自然な甘さがいっぱい詰まったさつまいもをぜひ活用してみてください。
野菜が苦手な子どもに、なんとか野菜を食べてもらおうとあれこれ試すことはありませんか?
栄養満点のかぼちゃを使ったおやつレシピについては、こちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考になさってくださいね。
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