お好み焼きやスープなどに使うと磯のいい香りが立つ青のり。
でも、いざ、離乳食で初めて使う場合、どのメニューで使えばいい?量はどれくらい?などと悩むことがあるのではないでしょうか。
この記事では、
✔︎離乳食での青のりは、いつからどう使えばいいかわからない
✔︎青のりを使った離乳食のレパートリーを広げたい
といった方に向けて、青のりの栄養価や気軽に使えるおすすめレシピを紹介しています。
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目次
1.初めての青のりは離乳食中期から
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
普段、料理に使われている“青のり”と聞くと、どのようなメニューをイメージするでしょうか。
・お好み焼きやたこ焼き、焼きそばにふりかける
・ちくわの磯辺揚げなど天ぷらの衣に混ぜる
・すまし汁の仕上げに
‥
意外に使わないかも‥と思った人もいるのではないでしょうか。
大人メニューで青のりを使う習慣がない場合、離乳食で使おうと思っても難しいと思われるかもしれません。
どんなメニューの、どのタイミングで使っていいかわからない、ということですね。
離乳食で使える時期としては、離乳食を始めて2ヶ月ほど経った中期の7ヶ月頃からとなります。
青のりと似ている海藻に“あおさ”がありますが、海藻の種類としてはどちらもアオサ目に属するもの。
一般的に、青のりとあおさを比較すると、次のような違いがあると言われています。
(左:青のり、右:あおさ)
✔︎青のり
香り高い、やや高価格、粉状
✔︎あおさ
香りはやや劣る、安価、フレーク状、苦味あり
種類としては別ものになりますが、どちらもパラパラとした形状の海藻であるので、同じように使うことができます。
どちらを使えばいいのか迷うことがあるかもしれませんが、実際、あおさを青のりとして呼んだり、料理に使ったりしている地域もあるようなので、それほどこの2つの違いは気にしなくていいのでは、と考えています。
我が家では、日常的に青のりを使う場面は少なかったですが、息子に初めて与える食材としては、なるべく自然なもの、かつ美味しいものを味わってほしかったので、“青のり”をチョイスしていました。
美味しさが長く保てる冷凍保存もできるので、家庭での使用頻度などに合わせて決めてくださいね。
2.青のりの栄養素を知る
青のりはビタミン、ミネラル類を多く含む栄養価の高い食材。
ここでは、特に突出している栄養素の働きを見てみます。
✔︎ビタミンB12
ビタミンB群の仲間である葉酸と一緒に、血液の細胞である“赤血球”を作って全身に酸素を運んでくれています。
また、神経を健康に保つ働きもしているので、私たちにとって不可欠なビタミンになります。
✔︎ヨウ素
細胞の新陳代謝や成長ホルモンを生み出す働きをしているので、子どもの発達には欠かせないミネラルとなります。
必要量はわずかですが、体内では作ることができないので、食事から摂ることが必須。毎日少しずつ継続的にとっていきたいものです。
✔︎鉄
赤血球の主成分である“ヘモグロビン”の材料になって全身に酸素を運ぶほか、筋肉にも酸素を取り込み、筋肉の疲れを防ぐ働きもしています。
ヨウ素と同じく、必要量はわずかになりますが必須のミネラルです。
このように、私たちにとって不可欠な栄養素を含む青のり。
毎日の必要量は多くはなく、摂り方としては、少しずつ続けて摂ること、がポイントになります。
栄養素はお互いに働きかけながら、助け合いながら動くものなので、やはり色んな食材から様々な栄養素をバランスよく摂るのがいいんです。
3.青のりを使ったおすすめレシピ
先ほども書いたように、毎日必ず青のりから栄養素を摂る必要はありませんが、使い勝手のよい青のりはちょこちょこ手軽に活用していきたいですよね。
なので、それまでよく作っていた離乳食に少しトッピングするくらいでOK。
その際には、商品により加熱処理されていない青のりもあるので、そのまま加えるのではなく、やはり加熱が基本になります。
“何かに混ぜて加熱して与える”のを習慣にしておくと安心ですね。
おすすめの献立としては、
✔︎お粥や豆腐に混ぜる
✔︎じゃがいも粥に混ぜる
✔︎麺類(うどんやパスタ)にふりかける
✔︎お味噌汁や和風スープ、野菜のあっさり塩スープなどの仕上げに入れる
というスタイルで十分。
離乳食期は、基本的に味付けは不要ですが、青のりを少し加えるだけで香りが立って風味が増すので、いつもとは違ってよく食べてくれることもあるかもしれません。
彩りも豊かになるので、うまく活用していきましょう。
今回は、離乳食で初めて使う青のりについて、「いつからどう使えばいいかわからない」「青のりを使った離乳食のレパートリーを広げたい」といった方に向けて、青のりの栄養価と、気軽に使えるおすすめレシピについて書いてみました。
これで青のりの具体的な使い方をイメージできるのではないでしょうか。
いつものメニューにほんの少し加えて栄養も風味もアップ。
嬉しいひとふりをぜひ活用してみてくださいね。
離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎますよね。
こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。
(参考)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
『食品80キロカロリーガイドブック』香川芳子編(女子栄養大学出版部)
『からだにおいしい あたらしい栄養学』吉田企世子/松田早苗 監修(高橋書店)
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