実は簡単!離乳食初期の野菜の進め方

始めは恐る恐るだった10倍がゆも、1週間経てば、ママも赤ちゃんも少し慣れてくるのではないでしょうか。

前もって心の準備をしていても、野菜類に進む時や、その種類を増やす時には新たに構えてしまうこともありますよね。

たくさん種類のある野菜と果物。
どの順番でどうやって進めていけばいいんだろう、と私も当時は悩みました。

この記事では、離乳食初期の野菜の進め方について、とても簡単に、負担なくできるスタイルをご紹介しています。


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1.離乳食初期に食べられる野菜

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

本やネットで情報収集すると、便利な食品リストが出てきます。
色々見比べながら、自分にとって一番使いやすそうなもの、見やすいものを参考にしながら、普段使っている身近な食品から進めていきましょう。

私がよく参考にしていたサイトから、初期に食べられる食品を記載しておきます。

私は大きめのふせんにこれらを書いて、冷蔵庫に貼り、食べられた食品にはチェックを入れていっていました。



離乳食初期に与えてもよい野菜と果物
★野菜
人参、玉ねぎ、大根、かぶ、ほうれん草、小松菜、白菜、キャベツ、かぼちゃ、じゃがいも、さつまいも、ブロッコリー、カリフラワー、トマト、とうもろこし

★果物
りんご、桃、いちご、みかん、メロン、すいか、梨、バナナ

(参考:和光堂「離乳食の食材チェックリスト」、たまひよ「離乳食初期(5~6カ月ごろ)に食べさせていい食材と進め方」)




2.野菜の具体的な取り入れ方

離乳食を進めるのが不安、という方にとって少しでもお役に立ててもらえると嬉しいので、私が書いていた育児日記の一部をお見せします。

食材の増やし方のイメージを持ってもらえたら嬉しいです。


【開始1ヶ月目】
午前中に1回だけ与える時期です。

私は当初慎重になりすぎて、1食材を5日くらい続けて与えていました。これでは種類が全然増えないとわかり、2、3日続けて与えて特に問題がなければ、その後は新しい食材に次々と挑戦していきました。

もちろんですが、どの食品も十分に加熱してからあげてくださいね。

★初日〜1週目
10倍がゆ1口から

★2週目
10倍がゆ数口
じゃがいものすりおろしを1口から

★3週目
10倍がゆ数口
かぼちゃのペーストを1口から

★4週目
10倍がゆ数口
かぼちゃ、人参、ほうれん草のペーストを順番に数口


【開始2ヶ月目】
午前と午後の2回食になる時期です。

それまでは1日1回だったのが2回になるので、やや負担感が増えますが、多めに作って小分け冷凍を習慣にすれば、スムーズに進められると思います。

長男の場合は、ややアレルギー体質だったので、時々湿疹が出たり、下痢症状が見られることに。

なので、様子を見ながら7週目から2回食を始めました。

★5週目
10倍がゆ10口程度
ほうれん草、ブロッコリー、さつまいものペーストを順番に数口

★6週目
10倍がゆ10口程度
大根、バナナのペーストを順番に数口

★7週目
<午前>
食べたことのある野菜入りの10倍がゆ
小松菜、うどん、豆腐のペーストを順番に数口

<午後>
10倍がゆ
食べたことのある野菜のペースト
※ベビーフードも利用スタート

★8週目
<午前>
食べたことのある野菜入りの10倍がゆやうどん
りんご、キャベツのペースト(または細かなみじん切り)を順番に数口

<午後>
10倍がゆ
食べたことのある野菜のペースト

これらのメニューを見てもらえらばわかりますが、見た目的には映えるものではなく、変わりばえはしません。

毎日同じようなゆるさのペーストを、種類を徐々に増やしながらあげていれば大丈夫!なことがわかると思います。

3.あせらずに、時には止まることも

離乳食を始めてすぐの時や、進めていく過程では、色んな問題や悩みが出てきます。

✔︎赤ちゃんが口を開けてくれない
✔︎口に入れても吐き出そうとする
✔︎お皿で遊ぶ、お皿をひっくり返す
✔︎口の動きや噛み方が進んでいるのかどうかわからない
✔︎自分が作る離乳食で合っているのかわからない
‥などなど。

赤ちゃんの気分や体調によったり、まわりの環境だったり。
一生懸命時間をかけて作ったのに捨てることも多々ありで、ママのモチベーションが下がったり。

私も色んなものによく振り回されていました。

我が家は長男がアレルギー体質気味だったので、どの食品に反応するか常にドキドキ。主治医と相談しつつ、湿疹や下痢になったら一旦ストップしながらだったので、進むペースとしては遅かったかもしれません。

離乳食が終わる1歳半頃まではまだまだ時間があります。
思うように進まなくても、進んでは止まりながらで大丈夫。ゆったり構えていきましょう。


今回は離乳食初期の野菜の進め方をご紹介しました。
これで少しは進め方のイメージを持ってもらえたのではないでしょうか。

ネットや雑誌で綺麗な離乳食例を見てしまうと、確実に精神的な負担は増します。 見た目は普通でいいですし、味付けは原則なしでオッケー。ゴックンできるペースト状であればそれで十分。

だれかの例と比較せずに、自分なりの方法で楽しく進めていけたらいいですね。



離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎます。 こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。
離乳食の進め方は?


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頑張らないから続く♪
ゆるっと離乳食のススメ

離乳食の本やサイト、SNSを見てグッタリしていませんか?離乳食は赤ちゃんに応じたシンプルなもので十分!「理想ではなく“できること”を提案してくださるのでやる気が出ました」「ここまでまとまった資料が半年前にほしかった」とお客様の嬉しい声が♪コツをおさえてゆるっと離乳食で気持ちを軽やかにしましょう!

ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。