初めての離乳食!どんな食材でいつから始めたらいいの?

生まれてから母乳やミルクばかりを飲んでいた赤ちゃんも、生後5ヶ月頃になると、そろそろ離乳食を始める時期を迎えます。

でも、離乳食を始める時期になったからといって、「さぁ今日から離乳食を始めますよー」「この食材をこんなふうに調理してみましょう」といったように、隣で優しく教えてくれたりリードしてくれたりする人はいません。

始める日も、使う食材も、全て自分で決めて進めていく、のが基本となります。初めての育児で赤ちゃんのお世話だけでも大変なのに、さらにあふれる離乳食の情報にいっぱいいっぱい‥。

この記事は、これから離乳食を始める人や始めたばかりの人に向けて、離乳食の目的を知り、自分で作ることへのハードルを下げることを目的に書いています。

新米ママの不安を少しでも和らげることができることを願って。


離乳食の目的

こんにちは、脳と心を育む栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

産後4か月くらい経った頃、料理が苦手な私は離乳食の本を購入しました。
パラパラとめくりながら、これから一年以上にわたる離乳食作りに目をつぶりたく思いが、、

色んな食材を、色んな固さや大きさで調理し、順番に食べさせる。

最愛の我が子のため、と思いつつも、これは相当しんどいことだな、、という気持ちが正直なところありました。

離乳食の目的は、

一年から一年半かけて大人に近い食事が食べられるようにすること

その目的を理解し、離乳食本でノウハウを頭に入れても、実際にうまく進められるか不安でいっぱいだったことを覚えています。



市の健診や子育てセンターなどで保健師さんや栄養士さんに聞いても、「頑張って作りましょう」という正論が返ってくるのみ。

「適度に」「そこそこに」「できる範囲で」という補足はついたとしても、料理に苦手意識がある人にとっては、それでもハードルは高いと感じてしまいます。

離乳食を始める前は、本に載っているように、また栄養士さんが言うように、
“「きちんと」作らないといけない”
という強迫観念に似た考えを持っていました。

ですが。
子ども2人の2回の離乳食作りを乗り越えて思うことは次のとおり。

✔︎毎食栄養バランスが整っていなくてもよい
✔︎自分で作らなくてもよい
✔︎良い意味で「適当」でよい

本やサイトに掲載される離乳食のお手本は、どれも綺麗で栄養バランスもバッチリ。それに、どのSNSを見てもアップされる写真は映えるものばかり!
こういう情報ばかりみてると、これから作ろうとするママさんにとっては、そりゃあ精神的なハードルは高くなるわけです。

離乳食の目的は、インスタ映えするものを作ることでもなく、美しさを整えることでもなく、毎食きちんと自分で作ることでもなく、食べようとしない人参を食べさせることでもありません。


「一年から一年半後に、大人に近い食事が食べられるようになること」


これが目的です。長期戦です。


生後6ヶ月で食べない野菜があっても、それから数ヶ月後に、場合によっては数年後に食べられるようになるかもしれない。

なので、あふれる情報の落とし穴に自分で入り込んで気落ちするのではなく、自分のペースで進めることが大事だと思っています。


 

いつから?どの食材で?10倍がゆからスタートしよう

離乳食を食べる赤ちゃん

一般的には生後5ヶ月前後で離乳食を始めると言われていますが、具体的な開始日は一人一人の赤ちゃんの様子をよく観察して決めます。

赤ちゃんの口の動きやよだれの出方、大人の食べ物に興味を持つようになった、ベビーチェアに座れるようになってきたなど、個々の状況を見ながら判断します。
本当に徐々に進めるので、生後5か月経ったからといって焦る必要は全くありません。


同年代のほかの赤ちゃんと比べたり、また一般的な進み具合と比べたりして心配になることも色々あると思いますが、一時期だけ。
3、4歳にもなれば、離乳食の進行状況がどうだったかなんて忘れます。


なので、心配せずに、焦らずに、ゆったりとした気持ちで始めてください。

 


離乳食作りは、まずはおかゆから。それも10倍がゆと呼ばれるものです。

作り方は、炊いたご飯:水を1:5にして、ご飯をつぶしながらおかゆ状にします。
10倍となっていますが、ご飯と水の比率はざっくりで大丈夫。ゆる〜いペースト状のおかゆと考えればオッケーです。


そして、開始してから数日〜1週間程度は、赤ちゃんがおかゆを口にする量は一口〜数さじ程度。本当に少しずつ進めます。


よくある方法として、おかゆをまとめて作って製氷皿で小分けにし冷凍しておけば1週間は持ちます。
戻す際には、小鍋に水と氷状のおかゆをいれ、十分に火を通せば問題なし。この時、水を加えて氷状のおかゆを戻すので、おかゆは5倍がゆくらいが適当かもしれません。


おかゆを冷凍することに抵抗がある方は、大人用の余ったご飯を取り分けておき、その都度作っても10分もかからずにできます。


この作業にママも慣れていけば、後々続く離乳食作りがとっても楽に。
このおかゆは、生後7ヶ月頃の中期になると7倍がゆに、生後9ヶ月以降の後期になると5倍がゆになって、ずっと作り続けるもの。

そして、このおかゆに、野菜や魚を入れるだけで十分立派な一品になるので、大変そうに見える離乳食も後期まで負担なく作っていけます。



離乳食を始めるにあたっての事前準備

離乳食を始める前に、本やネットで色々情報収集をされると思います。

今は便利なサイトやアプリがたくさんあるので、それらを活用しながら、自分なりに大まかな予定を考えておくといいでしょう。
記事の最初に書きましたが、離乳食の予定を立てる段階でも、情報源はあくまでも“参考”とし、気にし過ぎないようにしてくださいね。

押さえておくポイントは次のとおり。

1.時期の把握(離乳食の初期、中期、後期、完了期)
2.各時期において与えてよい食材の把握
3.アレルギーとなる食材の把握

食材の早見表やチェック表などが簡単にダウンロードできるので、私はそれらを印刷して冷蔵庫に貼って使っていました。
問題なく食べられた食材にはマーカーを入れていくと一目瞭然。進行具合もわかりやすくなります。


この記事の下に案内を載せていますが、本サイト公式LINEに登録していただくと、離乳食作りに役立つ食材チェックリストなどの特典を無料で配付しています。
よければご活用ください♪


初めての離乳食作りは少し緊張するかもしれませんが、最初は赤ちゃんが口を動かす練習ができれば十分。
今しかない可愛い口の動きを楽しみながら、肩の力を抜いて始めてくださいね。

 

離乳食の目的や全体像について前もって理解しておくと不安が和らぎます。
こちらのページから離乳食の各時期の特徴についても、ぜひご確認ください。

離乳食の進め方は?

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。