離乳食が始まった頃から、うちの子の食べる量や栄養はこれで足りているのだろうか、ということがよく気になっていました。
色んな本や雑誌で取り上げられた離乳食に関する記事を読んでは、
「栄養バランスの取れた献立を考えないと」
「これくらいの量を食べてくれたらいいのかな」
‥などと気を揉むことが日常に。
この記事では、子どもに必要な栄養の考え方と食事の評価のあり方について、私の意見を書いています。
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子どもに必要な食事の量と内容
離乳食が始まって以降、子どもの食事のあれこれに悩まされるママ。
✔︎離乳食では魚を食べていたけど、幼児食になってからは食べなくなった
✔︎ご飯は大好きだけど野菜嫌い
✔︎きゅうりやキャベツを食べられても、人参やピーマンは嫌い
誰でも通る道だと思いますが、食べてほしいママとしては悩みの種の一つですよね。
もともと料理が苦手な私ですが、離乳食を作るようになってから、
・子どもが食べるものは母親の選択になる
・自分が作ったもので子どもは成長する
という当たり前の事実にひそかにぞっとしたのを覚えています。
だんだんと離乳食の過程が進み、幼児食に移り、子ども本人の自主性と食の好みが出てくる中で、さらに食事の量と質が気になるように。
野菜嫌いになった時には、何とかにんじんを食べさせようと躍起になりつつも、無理強いして食べさせると余計に嫌いになるかもしれない‥という気持ちにもなります。
また、「食べる量が少なくて心配」「食べる量が多すぎて心配」という量についての悩みも出てきます。
国が発表している「食事摂取基準」や「食事バランスガイド」をご存知の方も多いと思いますが、日々家族の食事を作る人が、この栄養素は何g必要、といったように、多くの栄養素を把握しながら調理するのは不可能なことです。
(参考)
農林水産省「栄養素と食事バランスガイドとの関係」
http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/zissen_navi/balance/guide.html
私も子どもに必要な食事の量と内容を目で見て理解したいという思いから、自治体の保健センターや保育所などに展示されている、食品サンプルなども参考にしました。
幼児向けの朝食、昼食、夕食の献立例が展示されているんですが、毎食栄養バランスが整った食事を用意するのは、時間がない中では本当にハードルが高く、サンプルを見ながら気持ちがどんよりしたことを覚えています。
食事の評価はシンプルに考えよう
働くママにとって大変なのは、
✔︎毎食栄養バランスを整える難しさ
✔︎仕事、家事、育児を両立する忙しさ
✔︎子どもの好みや機嫌
と向き合いながら、食事を作ること。
私と同じように料理が苦手な人にとっては、この負担感は何倍にも増します。
このような子どもの食事の悩みについては、これまで、折々の健診で栄養士さんに相談したり、育児本や育児サイトで情報収集したりしてきました。
そして今、自分なりにこの悩みに対する答えを見つけたいと、食に関して複数の資格を取得しました。
改めて大切だと気づかされるのは、「栄養バランス」。
特定の栄養素だけを摂っていてはその効果は活きてきません。
そして同じ食材でも季節や産地、栽培方法などによって栄養価は変わるということ。また、食材により、調理方法により、体調により、体内への吸収率が変わるということ。
なので、人参を食べないのは問題だ、と心配する必要はそれほどありません。
別に人参を食べられなくても、かぼちゃやブロッコリー、小松菜などの青菜を食べていたら大丈夫です。
子どもの栄養が足りているか、食べる量が適切かなど栄養評価についての研究がされてきていますが、成長の度合いを判断する時に一つの参考となるのが次の考え方です。
✔︎成長曲線に沿って成長している
✔︎色んな食材を食べることができる
この指標で考えれば、毎日の食事作りが少し楽に思えませんか?
食べる量が多いか少ないかには個人差があります。同じ個人であっても、運動量やその日の体調によって食べる量は変わります。
なので、成長曲線に沿って大きくなっていれば、食べる‘量’はそれほど問題ないということ。
そして、極端な好き嫌いがなく、色んな食材を食べられていたら栄養学的には問題ない、ということです。
何より‘楽しく’食べよう!
子育てをしていると、思うようにならないことが多く、イライラすることがよくありますよね。
人間相手なのだから当たり前と思っていても、そうなるんです。
食事の時間もそう。
これ食べて、あれ食べて。
ママの気持ちはセカセカ。
平日の夜に子どもと一緒に笑っている余裕なんてありません。
でもふと、子どもの側に立って考えると、ママからこれを食べてと強制されている気持ちはいかがなものだろう、と思うんですよね。
怒っているママを毎日毎日見ている方が精神衛生上良くないだろうな、と。
それより、楽しく食べたい。
大人でも同じですよね。
気分が沈んでいたり、誰かと喧嘩した後などに食べるご飯に味はなし。
ストレスが味の感受性に影響を与えることが研究されているんですから、食事をする環境は大切だということです。
今回は、子どもに必要な食事の質と量について、栄養学的な視点から私の意見を述べてみました。
これで毎日の食事作りの負担が少しやわらいだものとなるなら嬉しいです。
家族そろってのご飯時間。
あ〜美味しかった!
この一言でみんなが食べ終えられたら。
美味しさいっぱい、幸せいっぱいの毎日を重ねていきましょう!
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