時間がない中で作る夕飯ってタイトで大変ですよね。
ご飯にお味噌汁、主菜にあともう1品ほしい‥
と思っても、あれこれしているうちに30分くらい過ぎてる!とハッとすることも。
考えて夕飯を用意したものの、帰宅した夫から
「ご飯これだけ?」
なんて言われてしまうと、南極のような冷えきった気持ちになってしまいますよね。
この記事では、
✔︎共働きの夕飯は何品作る?
✔︎夕飯の品数が夫婦喧嘩の原因に
✔︎簡単に品数を増やす秘訣を知りたい
といった方に向けて、時間がない共働き家庭での夕飯でも、食材を分けることで簡単に献立を整える方法について紹介しています。
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目次
1.ママは品数と就寝時間の狭間で
こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。
時間に追われる共働き家庭の大きな問題の一つが、夕飯の品数ですよね。
副菜をいくつか用意はしたいけれど、子どもがいる場合、寝る時間にもピリピリするところ。
調理にかけられる時間が限られる上、イヤイヤがひどい子どもの対応をするとなると、両方に時間がかかってママの疲れはマックスに。
それぞれの葛藤をみてみます。
1-1.夕飯の品数との葛藤

これまで一汁三菜が一般的だと言われてきただけに、夕飯の品数についてあなたのご家庭でも一度は話題になったことがあるのではないでしょうか。
何を食べるかなんて人それぞれ。
夕飯の品数がいくつなのかも家庭によりけり。
それなのに、隣のおうちご飯って気になりますよねぇ。
ママ友や職場の同僚にも面と向かってはなかなか聞けない繊細なこと。
夕飯の品数について検索してみても、当然家庭によって調理にかけられる時間が異なってくるので、ワンプレートが基本の家庭もあれば、複数用意している家庭もあるわけです。
ここで、夕飯の品数について次のような記事をみても、ママの就労の有無を問わず、何品用意した方がいい?と関心が高いことがわかります。
(参考)
ママスタセレクト『夕食のおかずは何品作る?1品から4品以上まで ママたちの夕食スタイルとは』
この記事の、
“仕事のため夕飯作りの時間が取れないから品数は少なくなってしまう”
“そもそも夜は寝るだけなので夕飯の量は控えめにする”
といった意見にみられるように、必ずしもママが働いているかどうかは品数とは関係がないことも。
食への価値観の違いによっても変わってくるんですよね。
1-2.子どもの就寝時間との葛藤

さらに、子どもがいる共働き家庭においては、帰宅後のスケジュールは常に時計とにらめっこ!、ではないでしょうか。
よくあるワーママの帰宅後のスケジュールは次のようなもの。
18時 保育園にお迎え
18時30分 帰宅→夕食準備
19時 夕食・家事
20時 お風呂・寝る準備
21時 就寝
ほんとにタイトなんですよね、これ。
文字にすれば数行ですが、実際にやるとカオスになること必至。
相手は子どもなので、スムーズに進むなんてことはまずない。
一方で、幼稚園児、保育園児は21時までには寝かせましょう、と睡眠時間や生活リズムの大切さが、健診時など事あるごとに確認されるわけです。
思うようなリズムを作れない自分はダメなママかも‥と静かに落ち込みますよね。
私も同じです。
2.【これで解決】食材を分けて品数を増やす

“少しでも品数を増やしたい”と、“子どもを21時には寝かせたい”を何とか両立できないものか。
私もずっと悩んできました。
良いと思える、納得できる答えが欲しくて本やサイトを読みあさり。
「主菜と副菜の2品がセットになった調理キットを使ってみよう」
「作れない時はお弁当や惣菜を買ってこよう」
「外食するのも一つ」
こういった意見は確かに魅力的な方法ではあるし、一時的に調理の負担を解消してくれることは間違いありません。
私も日々、手軽に1品となる惣菜を利用しています。
それでも、スポットで解決してくれるものより、もっと根本的に解決したい。
そんな違和感をずっと抱えてきたんですよね。

そうして考えるうちにたどり着いたのが、
“使う予定の食材を分けて使う”
ということ。
例えば、麻婆豆腐を作るのに、豚ミンチ、豆腐、玉ねぎ、白菜を使う予定であるなら、白菜を麻婆豆腐には入れず、白菜単体で1品作る、ということ。
同じように、お好み焼きを作るのに、牛肉、キャベツ、にんじん、しめじを使おうと考えていたなら、しめじをお好み焼きには使わず、しめじだけの1品にする、ということです。
はじめに使いたかった食材は同じなので、食材を切る時間は変わらない、というメリットもあります。
え、それだけ?
と思われるかもしれません。
何だか手抜きのような印象を受けられるかもしれませんが、この方法を推されている専門家の方もいらっしゃいます。
そもそも品数を気にしない人なら、この記事に関心はないと思うんですが、心のどこかで簡単に品数を増やしたい!と思っているなら、自分にぴったりくる方法を見つける方が精神衛生上いいと思うんです。
次に、具体的に食材を分けて品数を増やすポイントについてみていきましょう。
3.共働き家庭の品数を増やす献立ポイント
ここでは、“使う予定の食材を分けて使う”例を3つ挙げています。
あなたが普段からよく作る料理を思い浮かべながら、いつもは1つにまとめている献立を2つに分けることを考えてみてくださいね。
3-1.大根だけ単品で使う

はじめはお味噌汁です。
豆腐、大根、ねぎ、わかめの食材のうち、大根だけ取り出して別の1品にします。

今回作った副菜は、大根のうま味サラダ。
いちょう切りにした大根と、塩麹とごま油を袋に入れてモミモミ。
シンプルな調味料ですが、塩麹のやさしい甘さにほっこりする1品です。
3-2.白菜だけ単品で使う

続いては、かぼちゃのそぼろあんかけです。
豚ミンチ、かぼちゃ、なす、白菜の食材のうち、白菜だけ単品で使います。

作った副菜は、白菜と干しえびのサラダ。
ごま油とすし酢で和えます。
干しえびのうま味が効いたさっぱりした1品。
お酢が疲れた体を癒してくれます。
3-3.ブロッコリーだけ単品で使う

3つめは、サーモンと山芋の洋風炒め。
鮭、山芋、ブロッコリーの食材のうち、ブロッコリーだけで1品作ります。

副菜として、ブロッコリーのチーズサラダにしました。
レンチンしたブロッコリーを、オリーブオイルとパルメザンチーズで和えればカルシウムが摂れる1品に。
このように、いつもの献立から、食材を分けて使うことができれば、それほど負担なく品数が増やせるのでは、と思っています。
4.最後に栄養バランスをチェック

もともと一品に仕上げるつもりの献立を2つに分けるので、それが続くと全体的に栄養が偏ったり足りなくなることがあるんじゃないの?と心配に思われるかもしれません。
そんな時のために、最後に栄養バランスの確認をしておくと安心ですね。
本サイトでも度々紹介していますが、国が定めている6つの食品群を構成する、より細かな食品の種類が一つの指標として役立つと考えています。
魚、肉、卵、大豆、牛乳、乳製品、小魚類、海藻、緑黄色野菜、淡色野菜、果物、穀類、いも類、砂糖、油脂類
無意識のうちに、食の好みは日々の献立に出るもの。
あなたの家庭でお馴染みのレシピにこの15項目がどの程度含まれているのか、時々チェックしてみましょう。
今回は、「共働きの夕飯は何品作る?」「夕飯の品数のことで夫婦喧嘩になってしまう」「簡単に品数を増やす秘訣を知りたい」といった方に向けて、時間がない共働き家庭での夕飯でも、食材を分けることで簡単に献立を整える方法について書いてみました。
食材を分けることに慣れてくれば、品数への気がかりは減ってくるはずです。
レシピを見なくても作れる1品をどんどん増やしてくださいね。
シンプルで美味しい副菜を5分以内で作るコツについても、こちらにまとめてありますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
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