育休明けの仕事復帰が辛いと感じるときにできる3つのこと

育休明けは生活サイクルが大きく変わり、誰にとっても大変なもの。

前もってどんなふうに変わるか予想していても、その理想と現実のギャップに悩むことは当然あると思います。

この記事では、
✔︎育休明けの仕事にやりがいを感じられない
✔︎育休明けの共働き生活がとてつもなくしんどい
✔︎このままの生活を続けていっていいのか不安

という方に向けて、自分の心と生き方に正直になるためにできる3つのことについて書いています。

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1.何が一番の原因かを考える

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

育休明けの生活は、朝から晩までとにかく動きっぱなし。
朝の支度から、保育園への登園、通勤、仕事、買い物、お迎え、夕食、お風呂、歯磨き、寝かしつけ、家事、等々。


毎日自転車操業で、時間にも気持ちにも余裕なし!というの、よくわかります。これは一人で全部やってみないとわからない。
一部のパーツだけ切り取ってやってみてもわからないんですよね。


それだけに、何のどこがしんどいのか、実際にやっているママの気持ちと状況をまわりの人が理解するのも難しくなってしまいます。

 

辛いと感じる要素は人により様々。

例を挙げると、
・やることが多すぎてこなすのがしんどい
・洗濯物を洗って干して片付ける作業に時間がかかり過ぎる
・ご飯を作るのが面倒くさい
・睡眠不足なのが辛い
・子どもが思うように動いてくれない
・子どもと関わる時間がない
・部屋が散らかっている
・パパが協力的じゃない
・祖父母から色々干渉される
・通勤時間が長い
・仕事がつまらない
・何がしんどいのかさえわからない


など、それはそれは色々あります。

 

 

日々慌ただしいと思いますが、一度自分と向き合う時間を作って、辛く感じる原因をじっくり考えてみてください。


原因がわかると、「あ〜私はこのことに苦しんでいたんだ」と認識できて少しすっきりする
んですよね。
そして、その解決法も考えられます


私の場合、復帰後の生活で一番辛かったのは「考える時間がなくなったこと」。
これは自分を見つめ直すことではっきりわかりました。


もちろん日々の家事育児、仕事は大変で、ただただ時間に追われ、やらなきゃいけないことを必死でこなしてる、という状況ではありました。


その中で、日々起こる出来事を受け止め、自分なりに解釈し、消化していくという時間が持てればよかったかもしれませんが、1日は24時間と限られるので、その時間が持てない。


その時間を作ろうとする意欲さえ失われてしまう。
疲れ切ってしまうんですね。


それがとてもとてもしんどかった。
他人から見たら、“そんなことで?”と思われるかもしれません。


でも自分の芯が現れるところなので、一度辛い原因を見つめてみてください。


2.自分が大切にしたい幸せを考える

“生き方”なんて、テーマが大きすぎて普段はあまり意識していませんが、子どもの成長を目の前で見ていると、親としてどう関わってあげられるだろうか、何を与えてあげられるだろうか、とふと思うことがありますよね。


毎日慌ただしいけど、
その慌ただしさに自分がどこまで納得できているかというのは、自分が幸せを感じるために大切で必要なことだと思っています。


体か、心か、またはどちらもが納得できているか。


私の場合、“日々の出来事をきちんととらえ、考える時間が持てていること”というのが幸せや充足を感じるには不可欠だったとわかり、それじゃあ次は、それをどう実現していこうか、と展開して考えることができました。



次に考えたい幸せが「働き方」です。

就職、転職は人生の一大イベントなので、仕事について何か行動を起こすことはとても勇気のいることですよね。


子どもを持つまでは特に仕事に不満はなくやりがいもあったけれど、育休後の生活は激変するし、職場によっては仕事内容が変わる可能性も十分にあります。


色々押し寄せる変化にあっても、私としてはこのまま働き続けたい、と前向きにとらえられるのは素晴らしいこと。


でも、状況の変化を受けて、このまま今の仕事を続けていくべきかどうか‥という問いを感じるママもいるかと思います。


この、
何となく自分の中で腑に落ちていないままで仕事を続けること、を自分の中でどう消化するかがしんどさの分岐点になり得ますよね。


今までと同じ職場にいると一定の安心感を得られるから、そこそこ快適。
でも見方を変えると、場合によっては惰性で居続けることに。


惰性でいくと、時間が過ぎたときに満足できない人生だったと思ってしまわないかという不安が残ります。


このような場合でも、すぐにはっきりした答えは見えなくていいので、ざっくりとでも自分が叶えたい働き方の方向性やスタイルを見つめるのも、将来の変化のための種になります。


3.変化するための一歩を小さく踏み出す


辛さの原因がわかれば、変化のための一歩を踏み出すことができます。


仕事復帰後に感じる辛さが、生活に慣れていないことからきているものなのか(この場合は慣れたら改善しますよね)、または少し変化を起こす必要があるのか。


しばらく時間が経つと判断できるようになりますが、しんどい状況を少しでも和らげられるように、自分なりに情報収集したり、だれかに相談してみる、ということは大事ですね。


決して一人で抱え込まない。


夫をはじめ家族や友人、職場の同僚・上司、あるいは全く第三者のキャリアコンサルタントにだって相談することができます。


場合によっては、なかなか相談しにくいこともあると思いますが、それでも、
自分自身を、自分の家族を守れるのは自分だけなんですよね。


まわりの人からは親切はいただけますが、やはり、行動を起こせるのは自分だけ。
小さい一歩でも進むことができたら、今は色んなサポートも制度も手段もあると思います。




いかがでしたでしょうか。
今回は、「育休明けの仕事にやりがいを感じられない」「育休明けの共働き生活がとてつもなくしんどい」「このままの生活を続けていっていいのか不安」という方に向けて、自分の心と生き方に正直になるためにできる3つのことについて書いてみました。

少しでも参考になる部分があって、あなたの気持ちと状況を和らげることができれば嬉しく思います。

子どもの成長をそばで見守りながら、自分らしく、仕事ができますように。
同じママとして、心からそう願っています。

 

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。