仕事復帰後の新生活に向けて、保育園への通園を体験しておきたいと考える時にとても役立つのが認可外保育所です。
認可保育所への通園は一定の条件を満たさないといけないものですが、認可外保育所はそのハードルは低く、枠が空いていれば大抵の場合は通うことができます。
私の場合、息子たちが年子であったため、長男が2歳近くになるのに、まだ授乳が頻繁な次男の世話や家事に追われ、十分に長男にかまってあげられない、という葛藤がありました。
一日中私と一緒に過ごすより、同年代の子どもたちや先生と元気いっぱい遊び、社会性を伸ばしたい。
そう思い、長男を認可外保育所に週3回から通園することにしました。
この記事では、認可外保育所はどのようなところか、通園を決めるポイント、通園するメリットについて書いています。
1.認可外保育所ってどんなところ?
認可外保育所といっても様々なタイプがあります。
認可保育所の設置基準は満たしていないものの、独自の基準を設定し、適切な保育を行なっているところとなります。
少し小さめの事業所を利用しているところや民家の一部を改造したものなど、物理的な形態も保育方針も多様で、それぞれに特徴が異なっています。
私が選んだところは、民家を少し改造した2階のスペースを使用していました。定員は1〜5歳児を合わせて15人程度と少なく、それほど広さもありませんでした。
一日の活動としては、認可保育所と同じようなもので、午前中に活動をし、給食とお昼寝をはさんで、午後3時頃におやつ、そのあとは自由遊びとなります。
保育士資格を持ったそこの住人と友人、事務職の人で運営しており、園児の定員に比べて余裕をもった形で保育士を配置していました。
身内と友人で運営されているところだったので、とてもアットホームな雰囲気。
なので、初めて保育所に通う赤ちゃんにとっては、もう一つのおうちのような感覚で利用できるので、“人に慣れる”ことや“初めての環境への不安を和らげる”という点ではとても良い環境だったかなと思います。
2.認可外保育所を決める際の大切なポイント
認可外保育所も、認可保育所と同じく、その形態や保育内容は実に多様です。通園する際には次の点などを参考に、気になる保育所を十分に比較検討するのが良いでしょう。
1.保育体制
(保育士の配置人数・子どもの様子の連絡・急病時や災害時の対応等)
2.給食・おやつ
(衛生管理面・手作りに配慮するか等)
3.活動内容
(子どもの成長過程に応じた遊びを取り入れているか・行事の多様さ・園庭の有無等)
4.費用
(一時利用・月極)
5.実際に見学する
(スタッフの方との話やすさ・部屋の雰囲気や安全面・通いやすさ等)
情報収集には保育所独自のホームページのほか、認可外保育所とはいえ、自治体が情報を持っていることがあります。
市役所の保育所関連の部署に一度問い合わせてみるのも一つでしょう。
私は通園を決める際には、家族みんなで3つの園に見学に行きました。園長先生や職員から実際に話を聞き、園児が遊んでいるところを見せてもらいました。
3つの園の特徴を簡単に表すと、
・昔ながらの遊びや子どもとのやりとりに重点を置く保育園
・流行りの知育教育や音楽指導などに重点を置く保育園
・真冬でも屋外の芝生では裸足で過ごすことに重点を置く保育園
と様々。
どれが良いというものではありません。
子どもの反応やママとパパの印象などを大切に決めるのがいいと思います。
3.認可外保育所へ通うメリット
我が家の場合、最終的には長男は10ヶ月、次男は3ヶ月、認可外保育所に通いました。
仕事復帰と同時に本格的に保育所に通う前に、認可外保育所に通ったメリットとしては次のようなものが挙げられます。
【子ども側】
①制作、クッキング、プール、身体を使った遊び、遠足、運動会・生活発表会等、色んな体験ができる
②発話が増える
③集団生活に慣れる
④生活リズムができる
【ママ側】
①仕事復帰後の生活リズムを把握することができる
②自分一人の時間が持てリフレッシュできる
③ほかのママたちと育児の悩みや情報を共有できる
それまで赤ちゃんだった我が子が、だんだんとできることが増え、活動量も増える中、何か新しい刺激や変化がほしい、と思うことが出てくると思います。
そんな時、規模に関わらず保育所に入り、集団生活を体験したり、ほかの同年代のお友だちと関わりを持ったりすることは、子どもの成長にとってとても大きなメリットがあります。
今回は認可外保育所を体験する意義について書いてみました。
未知の世界は不安になることも多いですが、知ってみると、家庭ではなかなか体験できないことをできる良さがたくさんあります。
子どもとともに、ママにとってもいい経験になるので、迷っている方はぜひ始めの一歩を踏み出してみてください。
ちょっと相談してみたい方は
\こちらからどうぞ/