仕事と子育ての両立が不安になった時に考える3つのこと

出産して生活が激変し、さらに仕事復帰して一変するワーママのライフスタイル。

共働き家庭を運営していくにあたって、パパとよりよい形で分担できるのが理想ですが、現実はやはりママの方の負担が多く、色んなものを抱え込んでいるのが事実。
育児不安、精神の崩れが問題になっています。


この記事では、
✔︎仕事と子育てを両立できるか不安
✔︎毎日とにかくしんどい
✔︎本気で今の生活を変えたい

という方に向けて、家庭運営について考えるべき3つの視点について書いています。

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1.従来の価値観にとらわれない

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

突然ですが、仕事、家事、育児をこなすママを悩ませている従来の価値観や慣習って多いと思いませんか。

✔︎ご飯は手料理がいい
✔︎子どもが小さいうちはママがなるべく一緒にいた方がいい
✔︎部屋は整理整頓してきれいに保つべき
✔︎子どもは夜9時までに寝かせるべき
✔︎ママが弱音を吐くなんて子どもが可哀想
✔︎祖父母に協力してもらえるならママは楽だね
✔︎仕事と子ども、どっちが大切なの


家庭の数だけあると思います。


ちょうど現代は、女性の社会進出が始まって以降のまだまだ過渡期。


日常生活にすっかり溶け込んでしまっている価値観や慣習にさらされているママは、“〜〜しないといけない”“こうあるべき”という義務と現実との間で、常にモヤモヤを抱えているのではないでしょうか。


色んなところで目にする「両立」という言葉。
この“両立”に多くのママは悩んでいると思います。


でも本当に、そもそも両立なんて必要でしょうか。
誰が決めたかわからないその重圧に劣等感を感じながら、達成できない両立に消耗してしまう。

それは明らかに健全ではない、と思うんです。

“まわりのママはきっと両立してる”
“私も色々段取りしてやらなきゃ”


過渡期に存在する新旧の価値観。
過去の思い込みをできるだけ取っ払って、より多くのママが精神的に解放されたらいいですよね。


続いて、共働き家庭の家事育児が不安になる時に役立つ視点について考えていきます。

 

2.考えること1:仕事と子育ての両立のあり方を描く


従来の価値観と比べて辛いと感じるのは、自分が行なっている家事育児が「手抜き」だと認識すること。


これは、元の理想の形があるから、それとのギャップを「手抜き」と表現することになりますよね。
でもその理想はこれまでの古い価値観や先入観が脳内に自然と作り上げたものかもしれません。


社会一般の理想を追い求めるのではなく、
“自分たちの”家庭の理想を描くことがとても大事。


自分たちはどんなライフスタイルを望んでいるのか、が決まれば、日々の満足度は間違いなく高まります。


3.考えること2:1日のタイムマネジメントを話し合う


誰にとっても1日は24時間と決まっています。

その中で、健康維持に必要な睡眠時間、人によって6時間なのか8時間なのかは変わってきますが、それを除いた16〜18時間の活動時間のうちに、1日でやるべきことをこなすことに。


日々、パパやママ、場合によっては祖父母など、家族が何時にどう動いているのか。
活動時間のうちで、仕事、家事、育児にそれぞれ費やす時間はどれくらいなのか。


使える時間の範囲でやるべきことができればいい
だけのこと。
でも、使える時間が限られているので、完璧は求めない。求める必要もありません。


家事が予定通り終わらなかった時は、“終わらなかった”で片づけるのではなく、“その時点まで進んだこと”として終わるのとでは精神的に全然違ってきます。


この、何にどれだけ時間を使い、どの程度まで行うのか。
1日のタイムマネジメントを家族で話し合うことはとても大切だと感じています。

4.考えること3:不安を見つめ働き方を見直す


どんなに頑張っても、時間をやりくりしても相当にしんどい毎日。


本当に今の体制でその先もずっと働き続けるのか
、私も約2年悩みました。

✔︎子どもの目線で関わってあげられる時間が毎日30分もない
✔︎時短勤務が小学校入学前で終了。フルタイムになればもっと大変。
✔︎子どもには習い事もさせて可能性を広げてあげたい
✔︎小学校になれば宿題も見てあげたい
✔︎仕事も家庭も時間に間に合うようにこなしているだけ
✔︎仕事のアウトプットに対して直接成果を実感できる形で働きたい
✔︎同じような悩みを抱えているママの支援がしたい
✔︎時間や場所に縛られずに稼いで自立したい


ざっと書き出しても、自分の本心と向き合った視点はこれだけあります。


家族と話し合いを繰り返し、自分自身が今後どう生きたいかを自問自答。
長男が小学校入学の1年半前に前職を退職し、フリーで活動するための準備を始めました。


もちろん人によって答えは異なります。
転職してより柔軟に働ける形にするのか、現職場で正社員からパートに切り替えるのか、在宅ワークにするのか、パート勤務と在宅ワークを掛け持ちするのか‥

 

今は色んな働き方が可能な時代
自分が望めばきっと叶えられると思うんです。


自分の本心とじっくり向き合いながら、家族とも話し合いを重ねて、よりよい選択が
できるといいですね。




今回は、出産後も仕事復帰後も生活が激変するワーママが、「やらないといけないことが多すぎる」「毎日とにかくしんどい」と思うときに役立つ家庭運営について考えるべき3つの視点について書いてみました。

少しでも参考にしていただいて、現状を見つめ直す機会になれば幸いです。

 

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。