絶対やりたい!豆乳鍋に合う薬味でシメまで美味しい味変化のポイント

健康食品としてのイメージが強い豆乳。

今はコーヒーや果物のフレーバーのある豆乳飲料から、パンやケーキ、ヨーグルト、プリン、アイスクリームなど多くの食品に使われています。

豆乳鍋もその一つ。
豆乳とだしが一体となったスープはまろやかで美味しいし、豆乳の栄養が手軽にとれるのは嬉しいですよね。

そんな豆乳鍋でもいつも同じような食べ方をしていると飽きてきたり、少し違った食べ方をしたくなるもの。

この記事では、
✔︎いつもの豆乳鍋に飽きた
✔︎豆乳鍋に合う薬味が知りたい
✔︎豆乳鍋を最後まで楽しみたい

といった方に向けて、豆乳鍋をシメまで美味しく食べるため薬味について紹介しています。

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1.温かいスープが最強なわけ

こんにちは、献立作りを不要にする栄養コンサルタントの高野( @takano_nao)です。

日本人の食卓に欠かせないお味噌汁。
季節問わず、献立にお味噌汁があると身の心もほっこりしますよね。

そんなお味噌汁もスープの一種。
好きな具材をバサッと鍋に入れて火にかけ、しばらくコトコト煮れば簡単にスープを作ることができます。

実は、スープは簡単に作れるほか、次のようなメリットがたくさんあるんです。

スープのメリット
✔︎野菜のかさが減るので量を食べられる
✔︎水溶性の栄養素が摂れる
✔︎温かいスープは代謝が促進され免疫力が上がる
✔︎色んな食材を入れると1品で栄養バランスが整う

栄養素の中には水に溶け出す水溶性の性質を持つものがありますが、代表的なものがビタミンB群とビタミンC

これらのビタミンは炒めたりゆでたりすると、大きく流れ出てしまうんですね。

なので、流れ出た栄養素を効率的にとるにはスープがとてもお得ということになります。
手軽に食材の栄養素をまるごといただけるのは嬉しいですね。


2.豆乳には嬉しい効果がいっぱい

大豆を水で煮てからすりつぶし、こしたものが豆乳ですが、ここでその栄養素についてみておきます。

豆乳の栄養素
✔︎良質なたんぱく質
✔︎不飽和脂肪酸
✔︎鉄
✔︎イソフラボン
✔︎サポニン
✔︎食物繊維

働きとしては、体や血液を作るほか、コレステロール値を下げ血中脂質のバランスを整えたり、がんを予防してくれたり
大豆よりも消化が良いのが特徴です。

また、豆乳には独特のにおいがあるため、少し苦手という方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、今回ご紹介する豆乳鍋にすると、だし汁や食材のうま味が合わさることでそのにおいが消え、コクを感じつつもスッキリした味わいになるんですね。

豆乳が苦手な人でもきっと美味しく食べられるので、豆乳の高い栄養価をとっていきましょう。



3.豆乳鍋に合う薬味でシメまで美味しくなるポイント

もともと豆乳はまろやかさがある優しい味わいですが、鍋でも最後まで飽きずに楽しみたいですよね。

豆乳鍋に合う薬味は色々あると思いますが、今回は途中で少し刺激のある薬味で変化をつけました。

はじめに昆布でだしを取りつつ、塩味を加えるのに無添加の白だしを使用。
もちろん市販の豆乳鍋用スープを使うのもアリですが、だし汁で食材を煮込んだ後に豆乳を加えれば簡単にベースのスープを作ることができます。

(今回の材料)
鶏肉、豚肉、キャベツ、にんじん、ほうれん草、長ねぎ、しいたけ、豆腐

薬味の順番としては、コク→ピリ辛→うま味を添える薬味をチョイスしています。
あなたに合う薬味をぜひ見つけてくださいね。

3−1.【中盤】ごま

まず最初にシンプルに豆乳だしベースの味わいを楽しんだあとは、コクのあるごまをかけてみましょう。

ごまは、血中コレステロールの上昇を抑える不飽和脂肪酸のほか、セサミンやビタミンEなどの抗酸化成分疲労を回復してくれるビタミンB1、カルシウム、鉄を多く含み、健康食品としても知られていますよね。

ただ、ごまの外皮は固いので、そのまま食べると消化しにくいんです。
食べる直前にすり鉢やすり器ですって消化吸収を良くしていきましょう。

3−2.【後半】とうがらし

ごまのコクを楽しんだ後は刺激のあるピリ辛味を。

とうがらしに含まれるカプサイシンは、代謝を活発にして脂肪を燃焼してくれるのを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

肥満を予防してくれるほか、疲労回復効果や、血液の循環をよくするので冷え性の改善も。

ただ、とうがらしを一度に多量とってしまうと、胃の粘膜が傷ついて体を壊してしまうので、少量ずつ楽しんでいきましょう。

3−3.【シメ】とろけるチーズ

最後のシメはとろけるチーズを加えたうどんで。
野菜と一緒に食べたいので、今回は水菜を追加しました。

とうがらしの辛さとは正反対のまったり濃厚なうま味。

チーズは牛乳の栄養素が凝縮しているので、たんぱく質やビタミンA、ビタミンB2、カルシウムなどが牛乳の何倍も含まれています。
カルシウムの吸収率が高いのも嬉しいところですね。

ほうれん草や水菜、かぼちゃなど緑黄色野菜をチーズの脂質と一緒にとるとカロテンの吸収率が上がるので、食材を決める時の参考にしてくださいね。



今回は、「いつもの豆乳鍋に飽きた」「豆乳鍋に合う薬味が知りたい」「豆乳鍋を最後まで楽しみたい」といった方に向けて、豆乳鍋をシメまで美味しく食べるため薬味について書いてみました。

これでマンネリ化しがちなお鍋の食べ方に広がりが出るのではないでしょうか。
脇に添える薬味でもしっかり美味しさと栄養を。

単に調味料のつけだれに頼るよりも、どうせ食べるならいいとこどりをしたいですよね。
冬だけではなく年中美味しいお鍋を楽しんでいきましょう。


簡単にうま味を増やせる美味しいスープ作りのコツについては、こちらの記事にまとめてありますので、よければ参考になさってください。


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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。