結婚後の料理が不安!事前にパートナーと話し合うべき3つの視点

料理が苦手、嫌い、得意じゃない、できるならやりたくない、と思う女性にとって、結婚後の料理への不安は大きいと思います。

私の場合もそうでした。
独身時代は自分のためだけにする料理。

それが結婚すると“夫のため”が追加され、子どもができると“子どもため”が追加されます。

そこで、結婚後の料理について衝突をやわらげるために、ぜひパートナーと話し合っておいた方がいいと思う、私独自の視点を紹介します。

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視点①妻の価値観


まずは女性側の視点です。

独身時代や自分一人の時は、自身の仕事や都合に合わせて、自炊するのも惣菜を買うのも自由。

それが結婚をするとパートナーの食事のことを少なからず考えることになります。
料理に苦手意識のある人にとって、毎日手作りの食事を用意することはかなりの負担に。

なので、結婚後は生活状況に合わせ、家で食べることが多くなるのか、外食が中心になるのか、どちらが作るのか買ってくるのか、ということを自然と話すことになると思います。


この話し合いをもう少し掘り下げてみると、例えば

✔︎独身時代と同じような食生活にするか
(それぞれが自身の生活スタイルに合わせて自由に食べる)

✔︎お昼ご飯は会社で食べるのか、お弁当を持っていくのか

✔︎夕食はどちらが作るのか

✔︎夕食が手作りできない時は惣菜を買ってきていいのか
(週に何回受け入れられるか等)

✔︎惣菜や出前はどこの店がいいか

✔︎休日の料理はどうするか


といったことです。


少し細かいと思われるかもしれませんが、このような細かい種が後々ささいな口論から大きな喧嘩にまで発展する可能性を持っているんですよね。
(我が家は結婚10年経つ時期であっても時々ぶつかります)


食べ方は家庭の数だけある。
食べ方は個人の数だけある。

女性だけが気にかけることではありませんが、マルチタスク能力に長けているだけに気になってしまうのが女性です。



また、品数についても夫婦でよく揉めることの一つ

夫からの
「夜ご飯これだけ?」


このセリフ、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

仕事を持っている場合でも専業主婦の場合でも、女性は色んな多くの都合を考えて、調整しながら時間をやりくりしています。


そんな中、夫からのこのセリフ。
料理への苦手意識は強まり、モチベーションが下がること間違いなしです。


時短料理で簡単でも手作りで品数を確保するのか、惣菜を買って品数を確保するのか、栄養が取れていたらメイン料理1品でもいいのか、といったことも話し合いの視点になります。



視点②夫の価値観



次は男性側の視点です。

それまで男性が実家暮らしだったのか、一人暮らしだったのかで、食習慣や食生活への価値観は変わってきます。


実家暮らしの場合は、母親が時間をかけて作った料理に慣れているため、結婚後も手の込んだもの、また、おふくろの味を求める可能性が。


女性は料理ができるもの、料理ができて当たり前、という価値観を持っているなら、そのすり合わせでも時間がかかることに。


一方、一人暮らし経験者は、自炊する大変さを理解しているので、手作りか出来合いかにそれほどこだわりを持たない場合もあります。

結婚後は、料理は手作りしてほしい、和食を中心に食べたい、自分の好みのものを作ってほしい、何品作ってほしい、など、確認してみれば意外に出てくる食への希望。

男性の価値観を掘り下げてみるもの大切な視点になります。




視点③平日に揚げ物はアリ?ナシ?



続いての視点は「
揚げ物」です。

いきなり調理の一分野?と不思議に思われるかもしれません。

揚げ物は料理が得意な人でも平日に作るものなら、ハードルが上がるもの。下準備から後片付けまで手間がかかります。


揚げ物は誰にとっても美味しいものですが、慌ただしい平日に作ろうと思えば、それなりの時間の調整と心のゆとりが必要です。


平日に揚げ物を食べたい場合は、出来合いで満足できるのか、また時間のある週末に手作りするのか、外食するのか。


「たまには揚げ物も作ってよ」


我が家は夫からのこの軽ーいセリフをめぐり、何度ぶつかってきたことか‥。


揚げ物の範囲にも、比較的仕込みが簡単な竜田揚げから、重ね合わせる材料が増えるエビフライまで色々あります。

実際にオイルで揚げるのか、調理家電を使ってノンフライにするのか。

当然食材によって食感や火の通り具合は変わってくるので、作り方の話し合いも重ねてきています。




上に挙げた3つの視点は、子どもが生まれた後の話し合いにも役立ちます。子どもが生まれると、さらにママの時間はなくなることに。

慣れない育児をしながら、苦手な料理に向き合うとなると、ママの精神状態は間違いなく持ちません。

出産を機に、パパにも料理に挑戦してもらう、得意なものや作れるものはパパに作ってもらう、というように、食生活のスタイルも少しずつ変えていくことが大切です。




今回は、結婚後の料理について事前にパートナーと話しておくと役立つ視点について書いてみました。

個人の価値観は様々。
交際期間が長い短いにかかわらず、お互い理解しあえていないことは意外にあります。

結婚後にお互い幻滅する機会を極力減らすためにも、ぜひ時間をとって話し合ってみてください。和やかな食生活になることを願っています。

 

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ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。