料理が苦手な人必見!出来るようにためのファーストステップ

女性と料理の関係って慣習的な価値観があってかなり深いと思っています。

✔︎女性は料理ができて当たり前
✔︎日本人として和食を美味しく作れるのは当たり前
✔︎花嫁修業で料理をしておくべき

などなど、昔の女性の役割が、時代が変わりつつある現代でも少なからず残っているということ。
この呪縛に悩んでいる人はかなりいるのではないでしょうか。


この記事では、
料理が苦手、嫌いな人で、いずれは自分で作れるようになりたいと思う時に役立つファーストステップについて書いています。

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

 

料理が苦手な人はこんなことで悩んでいる


自分が料理が苦手であることってなかなか他人には公言しにくいですよね。

苦手レベルも人それぞれですが、思いつくところを挙げてみると、

✔︎そもそも調理の仕方が合っているのかわからない(切り方・下処理等)
✔︎だしの取り方が合っているかわからない
✔︎味付けがうまくいかない
✔︎なぜか美味しく作れない
✔︎作るのが面倒
✔︎基本的なことを今さら人に聞けない
✔︎女子力がないと思われそう


こんな感じでしょうか。


どんなふうに料理しているかを人に知られることで、
“常識がない”人間として見られることが怖い、という感覚も私にはありました。

物事には得手不得手があって当然、という価値観は理解できるのに、なぜか料理のことになると隠したくなる‥。コンプレックスの塊ですよね(笑)


でも、考えてみると今でも高校での家庭科では、年数回しか調理実習は行われていない上、家庭科自体の授業数が減少。

学校では丁寧には習わないので、調理や栄養に関しての知識やノウハウがなくたって全然不思議ではありません。


何事もそうですが、断片な学習や、数回聞いただけでは自分の中に残らない、というのは当たり前ですよね。


なので、自分の母親から詳しく教わったり、自分から興味を持って勉強したり、調理の専門学校に通わない限り、よくわからない&苦手になっても全然恥ずかしいことではありません。



超ズボラから始まった私の料理歴



生きていくために、一人の自立した人間として“自炊ができる”ということは必須のスキル。

人にはさらしたくない私の料理コンプレックスですが、“何か食べられるものを自分で作れるようになりたい”と願っている人のお役に立てたら嬉しいので、書いておきます。

 

◾︎独身時代(一人暮らし)
パスタやカレー(レトルトあり)、ハンバーグ、肉じゃが、チャーハン、魚はムニエルといった簡単なものが大半。だしについての知識が皆無。料理にかける時間は極力少なくしたい、包丁を持つのも億劫、簡単に作って自分が満足できたらそれでいいというズボラ。

 

◾︎結婚〜出産
結婚当初はかなりハードな職場に。残業して帰宅後、21時台から夕食づくりを泣きながら。22時以降になる日はコンビニ弁当で済ます。ハードワークが原因で毎日の食事が疎か。翌朝起きるのがすごくつらかったり食欲がなくなったり。私の帰りが午前様になると決まって夫と猛喧嘩。

 

◾︎出産以降
0歳児のお世話をしながら、大人2人分の食事を用意するのを想像するだけで超疲労。子どもがなかなか泣き止まなかったり、頻繁なオムツ替えの対応と洗濯で自分の食事をする時間もとれず、気がついたら午後6時ということも。もう作る気力はなし。



思い返してみても、常に料理と闘っていたように思います。
台所に立つのさえ、包丁を持つことさえ、億劫だったあの頃。
そこからスタートしています。




自然と体が動くようになるファーストステップ



何事もそうですが、自分が大好きなことなら行動するのはとっても早いし気持ちは楽々&ワクワク。


でも苦手だったり嫌なことだったりすると、行動を起こすまでに長ーい時間がかかる上、気持ちがずどーんと重くなりますよね。


同じように、料理はしたくない、という気持ちを持っていると、体を動かすのがとてつもなく億劫に。


その状態から、身体的にも精神的にも負担を減らすのに効果的なのが、

「とにかく簡単なものを作り続けること」

ということ。


ここでのポイントは、“とにかく簡単”という部分。
そうじゃないと続きません。


簡単さは人によって違ってくる
ので、何が、どんな作業なら、自分にとって簡単と言えるのかを考える必要があります。


例えば
✔︎レタスを洗ってちぎる
✔︎お米を研いで炊飯器で炊く
✔︎野菜を切って浅漬けの素に漬ける
✔︎肉や魚だけを焼く
✔︎1、2種類の野菜や豆腐を切って味噌汁を作る



ここを自分なりに整理して、まずは一番簡単だと思うことをやってみる。
低い低いハードルを自分で決めて、そこを軽く飛び越え続けていくということになります。



習慣化の効力



結婚して毎日料理をしなければならなくなった10年前は、台所に立つことさえものすごく億劫だった私ですが、徐々に環境が変わる中で、料理することが習慣化されていきました。


この「習慣化」。
すごい威力を発揮するなぁと感じます。


今では、よほど疲れている時以外は億劫に思うことなくぱぱっと料理できる。
体が勝手に動いてるという感じです。過去の自分を思うと、物凄く変わったなぁと思います。


人によってかかる時間は異なるとは思いますが、初めはしんどくても毎日のルーチンにより、まるで歯磨きをするかのように、自然と体が動きます。

まるで「無」になったように。
好き嫌いの感情が入ることなく、体が動いています。


なので、今しんどいと思われる方でも、その経験が必ず積み重なって、どこかで活きてくることは間違いありません。





今回は、料理が苦手だったり嫌いな人が、自分で作れるようになりたいと思う時に役立つファーストステップについて書いてみました。

簡単なことから、小さいことから、“やってみようかな”。
そう思ってもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

私もそうですが、いくつからでも、どんな状況からでも、少し前向きな気持ちあれば人は変われると思っています。

大事な自分の体と心のために、ぜひ料理への一歩を踏み出してみてください。

 

ちょっと相談してみたい方は
\こちらからどうぞ/

 

 

ABOUT US
高野 七緒
栄養コンサルタント/子育てアドバイザー/ライター。 育休復帰後に時短勤務を続けていましたが、仕事と家事、育児をこなすだけで体力も精神力も限界に。気持ちに余裕を持って子どもたちと関わりたい、そのために自分自身がもっと柔軟に働きたい、と思うように。 家族と自分を大事にするため個を発揮できる働き方へシフト。地方公務員として14年勤務後、食と教育の資格を複数取得し2020年からフリーに。 モットーは、“日々の何気ない食卓を子どもへの財産に変える”こと。